70年代フュージョン「Tarika Blue」のカップリング盤
Musician●Tarika Blue
Title●Tarika Blue(1976年&1977年)
■ディスクユニオンで購入
1970年代中盤あたりから盛り上がった「フュージョンブーム」。その前段階として「クロスオーバー」などという表現もありましたね。今回ご紹介する「Tarika Blue」(タリカ・ブルー)という米のバンドもフュージョンブームのさなかで生まれたようです。わずか2枚のアルバムを残しただけで自然消滅してしまったようですが、2001年にCD化されて再び世の中に出てきました。この盤は2nd「Tarika Blue」(1977年)から6曲と1st「The Blue Path」(1976年)から4曲をカップリングしたベスト盤となっています。どうやら計13曲バージョンも出回っているようですね。
サウンドはというとフュージョンにファンクを混入したような感じ。丁度ディスコが台頭した時期でもあり、ハービー・ハンコックあたりが好んで演奏していたような音作りです。ギターは何と川崎燎。もしかしたら渡米して間もない頃の録音かもしれません。いまの川崎燎からは考えられないほど攻撃的でファンキーなギターを弾いています。正直言って、川崎燎のギターが聴ければそれでいいのです。ちなみに女性ボーカルのIrene Datcherは80年代に入ってJames Blood Ulmerの「Back Rock」やJean-Paul Bourellyの作品に参加しています。
●Musicians
Philip Clendeninn / fender rhodes piano,piano
Barry Coleman / bass
Kevin Atkins / drums
Melvin Speller / congas
Bladie Speller / congas
Ryo Kawasaki / guitar
James Mason / guitar on Love It,You'll Be With Me,Charlie
Justo Almario / sax
Irene Datcher / vocal
Fred Miller / horn
●Numbers
1. Love It
2. Truth Is The Key
3. Dreamflower
4. You'll Be With Me
5. Things Spring
6. Charlie
7. Revelation
8. Out Of This World
9. Downtown Sound
10. Blue Neptune
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