2021年10月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック

« Pageantの3rd「The Pay for Dreamer's Sin」 | トップページ | Scott McGillのプロジェクト「Freak Ziod」 »

2012年12月 8日 (土)

Denny Zeitlinの「Tidal Wave」にAbercrombieが参加

R0011977
Musician●Denny Zeitlin(piano)
Title●Tidal Wave(1983年)
■Amazonより購入


シカゴ生まれのジャズピアノ奏者Denny Zeitlin(デニー・ザイトリン)による1983年の作品です。Denny Zeitlinは確か大学は医学専攻で精神科医としての一面をもっていたはずです。だからというわけではないのでしょうが、とても寡作の人であります。名前からしてドイツ系っぽいですね。参加メンバーが豪華絢爛でJohn Abercrombie(guitar)、いまは亡きCharlie Haden(bass)、Peter Donald(drums)というカルテット構成。いわばECM軍団とのコラボでもあります。Peter DonaldとAbercrombieの2人はバークリー音楽院での同窓で、ECMでの諸作品でも何度も共演している刎頚の友。

Denny ZeitlinはBill Evans系のプレイヤーなので、このメンバーと共演してもまったく違和感を感じさせないどころか、初顔合わせにもかかわらず息がぴったりと合ったプレイを聴かせてくれます。Abercrombieはギターとギターシンセを駆使しています。特に怒濤のフレーズを連発する#1「Tidal Wave」でのギターシンセは圧巻です。何度も書きますがAbercromieこそがギターシンセの名手であると断言できます。一転してメロウな感じでとろけさせる#2「Promenade」でのZeitlinとAbercromieとの美しすぎる絡みはBill EvansとJim Hallのそれを彷彿とさせます。個人的にはこの1曲だけのためにこのアルバムを聴く価値があると言っても過言ではないと思います。

●Musicians
Denny Zeitlin / piano
John Abercrombie / guitar,guitar-synthesizers
Charlie Haden / bass
Peter Donald / drums

●Numbers
1.  Tidal Wave
2.  Promenade
3.  Chelsea Bridge
4.  Country Fair
5.  Billie's Bounce
6.  Wherever You Are
7.  Hotline

R0011978


« Pageantの3rd「The Pay for Dreamer's Sin」 | トップページ | Scott McGillのプロジェクト「Freak Ziod」 »

ジャズピアノ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Denny Zeitlinの「Tidal Wave」にAbercrombieが参加:

« Pageantの3rd「The Pay for Dreamer's Sin」 | トップページ | Scott McGillのプロジェクト「Freak Ziod」 »

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

いろいろ検索

  • Tower Records検索
  • HMV検索
    HMV検索
    検索する
  • iTunes検索
無料ブログはココログ