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2012年12月21日 (金)

Adam Rogersのプレイが光るChris Potterのライブ音源「Follow the Red Line」

R0012083
Musician●Chris Potter(tenor sax)
Title●Follow the Red Line(2007年)
■Amazonより購入


現代ジャズシーンを語るうえで欠くことのできないサックス奏者Chris Potter(クリス・ポッター)が率いる「Chris Potter's Underground」が2007年2月15日、16日、17日、NYCの名門「Village Vanguard」で行ったライブを収めた盤です。メンバーはCraig Taborn(electric piano)、Adam Rogers(guitar)、Nate Smith(drums)という構成。PotterとギターのAdam Rogersとは「Lost Tribe」時代からの盟友です。

ほぼ同時期に発売された「Song for Anyone」はストリングスとの共演でギターにWayne Krantzが参加しているようですが、ギター奏者としてはWayne KrantzよりもAdam Rogers、そしてストリングス付きという構成に若干の不安を感じたので、こちらを入手した次第です。

さて、名門「Village Vanguard」でのライブということでどんな感じになるのだろうと思いきや、このライブ盤で聴かれるのは結構ハードなジャズファンクです。丁度、前述「Lost Tribe」で聴かれたあの尖ったサウンドが蘇っています。特に#2「Arjuna」で繰り広げられる強烈なジャズファンクは一聴に値します。よく聴いてみればNate Smithは変拍子の連続ですし、Craig Tabornが奏でる若干変態がかったエレピもなかなかです。お目当てのAdam Rogersが登場する場面は意外に少ないのですが、#1「Train」で聴かれるロックタッチのソロは圧巻です。Criss Cross移籍後、すっかりスタンダードに転向(?)したと思われたRogersがロック魂を存分に見せつけてくれます。久しぶりに熱い演奏に触れることができました。この手のサウンドが好きな人はぜひ一聴を♪

●Musicians
Chris Potter / tenor sax
Craig Taborn / electric piano
Adam Rogers / guitar
Nate Smith / drums

●Numbers
1.  Train
2.  Arjuna
3.  Pop Tune #3
4.  Viva Las Vilnius
5.  Zea
6.  Togo

R0012084


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ジャズサックス」カテゴリの記事

コメント

とうとうFollow the Red Lineの記事がリリースされましたね! 

Adam Rogersの真骨頂は、端正でハイパーテクニックなコンテンポラリージャス世界と、M-Base由来と思われるアンギュラーな音楽世界を自由に行き来できる所にあると思います。

その持てる演奏能力の全てを初めて衆人の耳目に晒した点が本盤の肝だと考えます。

この後、自己名義の「SIGHT」(2009年)では、アレゴリー以来踏襲してきたコンテンポラリーJAZZ路線一辺倒という封印をとき、M-Baseの影響を受けたプレイも数曲披露しており、現時点では、ロジャース自己名義作品中ではこれがベストではないかと思います。(でもSightよりも、今回の記事の盤の方がナイスだと私は思いますが…)

ちなみに、今年9月にはクリポタとロジャースは、Clarence Penn(ドラム)がリーダーの Dali in Cobble Hillという作品で再度合間見えています。
コンテンポラリー盤としては非常に質の高い佳作ですし、クリポタとロジャースの相性が良い所が聴ける点も◎なのですが…
残念ながら、ロジャースの立ち位置は、ベン・モンダーが他人名義の作品で演奏するのに似て非常にクールです。

ここで全く別件に脱線しますが、師走になって異能のギタリストを発見しました!
Miles Okazakiというギタリストのライブ盤 Figurations(2012) です。
ライブゆえの荒削りな点は散見されるのですが、凄絶かつ新鮮なパフォーマンスだと思います。
現在ヘビーローテーションで聴いていますが曲の構造、特にリズムのとらえ方が尋常ではなく、どういうリズムセンターに基づきバンド全体が調和しているのかが凡庸な私の耳では把握できません。
他のMiles Okazaki作品もUSAアマゾンで全て試聴しましたが、ジャズ目線ですと本盤がベストな作品の様です。
どうやらM-Baseの息がかかったプレイヤーで、数学に基づいた独自の手法により曲を作って演奏しているらしいのですが、詳細は不明で現在調査中です。

ではでは

betta taroさま

コメントありがとうございます。
betta taroさまから教えていただいた音源、早速入手して
アップした次第です。
「SIGHT」も仰るように素晴らしい出来栄えですね。

Miles Okazakiは迂闊にも存在を初めて知りました。
かなり気になる人ですね♪
早速、チェックしてみます!

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