Andy Timmonsの「That Was Then This Is Now」を聴き直す
Musician●Andy Timmons(guitar,vocal)
Title●That Was Then This Is Now(2002年)
■ディスクユニオンで購入
テキサスを拠点に活動する超絶ギタリストAndy Timmons(アンディ・ティモンズ)のベスト盤「That Was Then This Is Now」です。2002年リリース。サブタイトルに「The Best Of X-Tacy」とあるように、初リーダー作「Ear X-Tacy」(1994年)と「Ear X-Tacy 2」(1997年)からピックアップしたうえにリマスタリング、さらに新作と未発表テイクを追加を加えたものなので厳密に言えば「新作」とは言えません。とは言え、「Ear X-Tacy」「Ear X-Tacy 2」が割と入手困難なので、初めてTimmonsを聴く人にとっては「手始め」にこの盤から入ってみるのも一法ではないかと思われます。
ちなみに
#1~#4 新曲
#5~#10,#14 「Ear X-Tacy」
#11~#13,#16 「Ear X-Tacy 2」
#15 未発表ライブ音源
となっています。
ここでは「新曲」の4曲を中心に。
#1 Super '70s
2001年収録。Mike Daane(bass)、Mitch Marine(drums)というお馴染みのトリオにより演奏です。イントロのギターのみが1978年に録音されています。アルバムの冒頭を飾るうえで相応しいノリがいいキャッチーな曲です。確かこの曲、「とんねるず」の番組BGMに使われていたような気がします。
#2 Pink Champagne Sparkle
お得意のメロディアスなフレーズを繋いでいく佳作。大胆なピッキングハーモニックスはJoe Satrianiに通じるもの感じさせます。
#3 Falling Down
泣きのフレーズを連発するブルージィな曲。Timmonsは別動部隊として地元テキサスで「Pawn Kings」というバンドでもい活動していますが、コテコテの南部系ブルースというよりも一時期のJeff Beckが得意としていたブルース曲に近いものを感じさせます。
#4 Beautiful Strange
オリエンタルな旋律を中心とした新趣向とも言える曲。とはいってもMclaughlinのように極端に抹香臭くなるわけでなく、臭くなる直前で歯止めをかけるあたりに抜群のセンスを感じさせます。
ほかにも地元の先輩であり亡きスティーヴィ・レイ・ヴォーンに捧げた#6「I Remember Stevie」やTimmonsのビートルズ愛が感じられる#16「Slip Away (Dedicated To George Harrison)」など聴きどころ満載です♪
●Numbers
1. Super '70s
2. Pink Champagne Sparkle
3. Falling Down
4. Beautiful Strange
5. Turn Away
6. I Remember Stevie
7. Cry For You
8. Farmer Sez
9. Electric Gypsy
10. It's Getting Better
11. That Was Then, This Is Now
12. Groove Or Die
13. A Night To Remember
14. Carpe Diem
15. Donna Lee (Twist-Live!)
16. Slip Away (Dedicated To George Harrison)
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