Leszek Mozdzer / Komeda(2011年)
Musician●Leszek Mozdzer(piano)
Title●Komeda(2011年)
■Amazonより購入
ポーランド出身のジャズピアニストLeszek Mozdzer(レシュク・モジュジェル)によるピアノソロアルバムです。2011年リリース。良質なジャズアルバムを送り出すACT移籍第1弾だそうです。不勉強につきこのピアニストの存在すら知らなかったのですが、ネットを徘徊しながら偶然遭遇。即、購入と相成った次第です。そういえばACTの20周年記念ライブにも参加していましたね。
というわけで後付けの知識だけで恐縮ですが、一応の講釈を。Leszek Mozdzerは1971年生まれということでジャズ界ではまだまだ若手の部類に入ると思われますが、美しいタッチと華麗なテクニックでポーリッシュジャズを牽引する存在だそうです。この作品は同郷の先輩で、ポーランドの音楽シーンにおけるショパンに次ぐ国民的ヒーロー、1969年に38歳で急逝したフィルム/ジャズ・ピアニスト・コンポーザーであるKrzysztof Komeda(クシシュトフ・コメダ)の諸作品のリメークということになります。またまた、不勉強でKomedaの存在すらも知らなかったのですが、それを抜きにしてもメロディーの美しさには目を見張らされます。何度聴いても飽きがきません。ちなみにKomedaはロマン・ポランスキー作品のサウンドトラックを手がけたことがあるとか。
ジャズピアノというと何やらハードルの高さを感じてしまうかもしれませんが、優れた音楽は予備知識とかジャンルなどというどうでもよろしい取るに足らない要素を一瞬にして超越してしまうものだな、と再認識した次第です。
●Musician
Leszek Mozdzer / piano
●Numbers
1. Svantetic
2. Sleep Safe and Warm
3. Ballad for Bernt
4. The Law and The Fis
5. Nighttime, Daytime Requiem
6. Cherry
7. Crazy Girl
8. Moja ballada
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