別冊カドカワ「プログレッシヴ・ロック」特集を買う
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Twitterなどで話題になっていた別冊カドカワ「プログレッシヴ・ロック」を入手してみました。まだ熟読の域までは達していませんが、ジョン・ウェットン、ピーター・ハミルの巻頭インタビューを皮切りに、吉松隆、錦織健、みうらじゅん、ドリアン助川、上原ひろみなどインタビュー記事も充実しています。個人的には「ストレンジ・ディズ」編集長、ディスクユニオンのプログレ担当者、松井巧氏らの対談が面白かったりしましたが。
サブタイトルにある「日本人に愛される理由」は言い得て妙ですね。いわゆるイギリス型プログレとアメリカ型プログレの比較論で、アメリカ型は建築でたとえれば太い柱で四隅をがっちり組んである堅牢なタイプ。一方、イギリス型は堅牢さよりも、繊細で完全には成熟しきっていないタイプ。日本人のメンタリティーは明らかに後者を好むというクダリがあるのですが、これは納得です。80年代型YESがアメリカで大ヒットを飛ばした理由は英国人が作ったアメリカ音楽だからという話には説得力があります。確かにゴリゴリのYES守旧派からは批判を浴びましたが、YESがワールドワイドな存在になるためには、アメリカ音楽の分析は欠かせない作業だったわけです。
後半はレコードレビューですが、こちらはまあ「普通」です。というわけでSoft Machineの動画を貼りつけておきます♪
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