Pierre Moerlen's Gong「Time is the Key」を聴き直す
Musician●Pierre Moerlen's Gong
Title●Time is the Key(1978年)
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いまは亡きパーカッション奏者Pierre Moerlenが単独ユニット的に結成した「Pierre Moerlen's Gong」による1978年の音源です。この盤に関してはかなり昔に入手していたものの、自分自身の中でなかなか消化しきれず今回あらためて聴き直した次第です。3曲のみですが、昔のよしみからAllan Holdsworthが参加しています。基本的にはPierre Moerlen(drums,percussions)、Hansford Rowe(bass,guitar)、Peter Lemer(keyboards)、Bon Lozaga(guitar)の4人を固定メンバーとして曲によってゲストミュージシャンが加わるという構成です。#1のDarryl Wayは「Wolf」のあの人ですね。
さて、お目当てのAllan Holdsworthですが後半3曲に参加しているというクレジット情報ですが、明らかにそれとわかるのは#9「Arabesque Intro & Arabesque」で残り2曲は果たして本当に参加しているのかどうかは私の耳では判断しかねます。一応、「Allan Holdsworth:Lead Guitar」とクレジットされてはいますが、リードギターらしきものは聴こえてきませんし、もしかしたら何かの間違いではないのかしら?とも疑ってしまいます。辛うじて#10「Esnuria Two」のラストでシンタックスらしい短いソロが聴こえるのですが、もしかしたらこれなのでしょうか。いや、1978年当時はシンタックスなど洒落た楽器は存在していませんし。#11「Time Is The Key」に至ってはどこでギターが使われているのでしょうか。と、文句ばかりつけていますが、#9「Arabesque Intro & Arabesque」でのギターソロはかなり面白くそれだけでも溜飲が下がります。
そういうわけで、何やら掴みづらい音源なのですが、作品としてはサイケ&エレクトロフュージョン的な感じでそれなりに楽しめます。ただ異常なまでのハイテンションが売りだった本家「Gong」のほうが個人的には好きです♪「Gong」の別働隊としても「Gongzilla」のほうが面白かったと思います。
●Musicians
Pierre Moerlen / drums,percussions
Hansford Rowe / bass,guitar
Peter Lemer / keyboards
Bon Lozaga / guitar
Allan Holdsworth / guitar on #9,#10,#11
Nico Ramsden / guitar on #8
Darryl Way / violn on #1
Joe Kirby / bass on #1,#2
●Numbers
1. Ard Na Greine
2. Earthrise
3. Supermarket
4. Faerie Steps
5. An american In England
6. The Organ Grinder
7. Sugar Street
8. The Bender
9. Arabesque Intro & Arabesque
10. Esnuria Two
11. Time Is The Key
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