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2012年6月29日 (金)

ACTレーベル20周年記念ライブでNguyen Leが大暴れ「The ACT Jubilee Concert」

R0011749
Musician●Various Musicians
Title●The ACT Jubilee Concert(2012年)
■Amazonより購入


欧州を中心に良質なジャズ音源を送り出している「ACT Music」がレーベル創立20周年を記念して行ったライブ音源です。2012年2月5日、ドイツはハンブルグにて収録。2012年リリース。何と2CDという嬉しいボリューム感です。

ざっとですが当日の参加ミュージシャンをあげてみます。

Nils Landgren / trombone & vocals
Celine Bonacina / baritone sax
Verneri Pohjola / trumpet
Michael Wollny / piano
Nguyen Le / guitar
Lars Danielsson / bass
Wolfgang Haffner / drums

スペシャルゲストとして
Cecilie Norby / vocals
Leszek Mozdzer / piano

という面子です。Leszek Mozdzer(レシェック・モジュジェル)はポーランドジャズの鍵盤楽器奏者ですね。Cecilie NorbyはNguyen Leとたびたび行動を共にしている女性ボーカリストです。Lars DanielssonはJohn Abercrombieらと活動しいていたベテランです。いかにも「ACT」らしい人選です。

ACTの表看板で当欄お馴染みのイタリアのペット奏者Paolo Fresu(パオロ・フレス)が欠席なのはいささか残念ですが、このユニットだと必然的に目立ってしまうのは格から言ってもギターのNguyen Le。あたかもワンマンバンドのごとく振る舞っています。特にCD2での#1「Little Wing」と#7「Purple Haze」で聴かれる鬼神のごときソロの連発は特筆ものです。考えて見ればNguyen Leのライブ音源は、これまでほとんど存在していなかったので、その意味でも貴重と言えるでしょう。

もう一人の主役とも言えるLeszek Mozdzerはアルバム「Komeda」で一躍有名になった新進気鋭ですが、キース・ジャレットや故ミシェル・ペトルチアーニの再来とも目される存在。「Komeda」ではピアノオンリーでしたが、ここではMichael Wollny奏でるエレピとの掛け合いが聴かれます。こちらも超お勧めです♪


●Musicians
Nils Landgren / trombone & vocals
Celine Bonacina / baritone sax
Verneri Pohjola / trumpet
Michael Wollny / piano
Nguyen Le / guitar
Lars Danielsson / bass
Wolfgang Haffner / drums

Special Guests:
Cecilie Norby / vocals
Leszek Mozdzer / piano

[Disc 1]
1.  Pasodoble (Mozdzer & Danielsson)
2.  Sleep Safe And Warm (Mozdzer)
3.  Svantetic(Mozdzer & Wolly)
4.  The Tears of Blllie Blue - Claid de Lune (Norby,Le,Danielsson)
5.  Stars in Your Eyes (Landgren,Wolly,Danielsson,Haffner)
6.  Hymn (Norby)
7.  This One Goes in Four (Pohjola)

[Disc 2]
1.  Little Wing (Le & Danielsson)
2.  Lonely Dancer (Bonacina,Wolly,Danielsson)
3.  ZigZag Blues (Bonacina)
4.  Solent Way (Haffner,Langren,Wolly,Danielsson)
5.  Dodge The Dodo (Pohjola & Le)
6.  Love Is Real (Norby & Langren)
7.  Purple Haze (Norby,Le,Bonacina & Haffner)

R0011750


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ジャズ・フュージョン」カテゴリの記事

コメント

この盤もいいですね!早速ポチッとしました。

メセニーとKrantz の新譜ががっかりだったので、クリポタのウルトラハングばかり聴いてました。。。

今後も記事を楽しみにしてます!

betta_taroさま

コメントありがとうございます。
ACTレーベルの作品はハズレがほとんどないと思っています。
しかし、Nguyen Leはまったく衰えを知りませんね。
しばらく愛聴盤にしたいと思っています。

このレビュー読んで買いました! Nguyen Leはフランスアヴァンジャズ界の飛び道具的なキャラなんですね、きっと。やることだいたいわかっててもNguyenソロになると「出た〜!wwwww」って感じで盛り上がっちゃう。コルネット/ボイスパフォーマンスのMederic Collignonもその位置づけのよ〜な気がします。

muchoさま

コメントありがとうございます♪

確かにこの盤はいいですよね~。
いわばACTのオールスター大会で、お目当てのミュージシャンを
発見できる愉しみもあるかと思います。
でも、オイシイところは全てNguyen Leがもっていってしまっている
感もあります♪

この記事へのコメントは終了しました。

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