追悼!Gary MooreとGreg Lakeの共演作
Musician●Greg Lake,Gary Moore
Title●Grag Lake(1981年)
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アイルランドが生んだ希代のギターヒーローGarmy Moore(ゲイリー・ムーア)が亡くなったのは今年の2月7日。享年58歳。もう数ヶ月も経ってしまったのですね。
昨年「一夜限りの復活」を果たした「Emerson,Lake&Palmer」の一角、Greg Lake(グレッグ・レイク)とGary Mooreがタッグを組んだのは1980年の初頭。「EL&P」が自然消滅的な解散をしてしまいしばらく時間が過ぎた頃でした。「世紀の合従連衡」とも言える大きな話題性も手伝って、アルバム収録曲「Nuclear Attack」が空前のヒットを呼んだことも記憶に新しいところです。
で、よく考えてみたら「Nuclear Attack」は結構聴いていたのですが、アルバム自体が未聴だったことに気がつき約30年遅れで聴いてみました。
#1 Nuclear Attack
アルバム中、唯一のGary Mooreによる曲。ボーカルもMoore。説明不要の名曲ですが、いま冷静に聴き直してみると鍵盤楽器がいかんせん力量不足。ドラム奏者もいまひとつ。この時期、たとえばRainbowもそうだったのですが、世界的に優れた鍵盤楽器奏者が不足していた気がしてなりません。
#3 It Hurts
初期King Crimsonを彷彿とさせる曲。イントロのアコギが嫌が応にも雰囲気を盛り立ててくれます。満を持してLakeによる若干籠もりがちのボーカルが。とてもいい感じで最後はMooreの泣きのギターで締めてくれます。目立たないながらも名曲の予感です。いまさらですが。
ほかにもいい曲はあるのですが、アレンジがアメリカンポップ調に走ったりと何だか迷走気味の感も正直感じられます。70年代を席巻したプログレブームが終焉を迎えると同時に、パンクやらなんじゃらと新しい音楽が続々と生まれていた当時の音楽状況を考えると、それも無理からぬことかもしれません。
最後に最近当欄ネット上で話題になったGreg Lakeのふくよかな姿をお見せしましょう。先に触れた2010年、EL&Pの一夜限り復活ライブの模様です。決して渡辺徹ではありません。
●Musicians
Greg Lake / vocal,bass
Gary Moore / guitar
Tommy Eyre / keyboards
Tristram Margetts / bass
Ted McKenna / drums
●Numbers
1. Nuclear Atack
2. Love You Too Much
3. It Hurts
4. Black And Blue
5. Retribution Drive
6. Long Goodbye
7. The Lie
8. For Those Who Dare
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