2021年10月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック

« まるで自主制作盤のようなSean Waylandの「Live At Wangaratta」 | トップページ | 時空を超えて蘇った第2期RTF »

2011年9月 9日 (金)

DPリマスターシリーズ「Stormbringer」を聴いてみる♪

R0010849
Musician●Deep Purple
Title●Stormbringer(1974年)
■Amazonより購入


第2期Deep Purpleによる1974年作品です。2009年あたりに止めどなく発売された「リマスター&未発表音源シリーズ」が意外なほど安かったので入手しました。あらためて書くまでもなく、このアルバムはRitchie Blackmore在籍としてはラスト作であり、ほどなくグループを抜けたBlackmoreは「ELF」に乱入後、「RAINBOW」結成へと動きます。1974年に行われたヨーロッパ公演ではすでにバンドは解体寸前で、Blackmoreのやる気なさは誰が見ても明らか。すでに心あらずの状態だったプレイは「Made In Europe」や「Live In London」で確認することができます。

この不仲の原因ですが一般的には「ブルースオリエンテッドVSソウル&ファンク路線」の対立構造に落とし込むことができるのですが、果たして本当にそうなのでしょうか。思うにBlackmoreが若い2人(Glen HughesとDavid Coverdale)の予想外の人気ぶりに嫉妬し、失われかけたイニシアティヴを新バンドで取り戻したかっただけではないでしょうか。

あだしごとはさて置き、このアルバムに対するリアルタイムでの印象ですが前作「Burn」があまりに素晴らしい出来映えだったので、この「Stormbringer」を初めて聴いたときは多分に漏れず「中途半端感」を抱いたことは確かです。個人的にはファンクやソウル的な音楽があまり好きでないからHRを聴いていたわけで、どうしてDPのアルバムでファンクを聴かされなければいけないだ、と憤りを感じたことも事実です。というわけでアナログは所有していましたが、CD化されても手を出す気になれませんでした。

で、何と30数年ぶりの「再会」なわけですが、あらためて聴き直してみると決して悪い感じはしません。熱心なDPファンの方々から「お前風情が何をぬかす!」とおしかりを受けそうですが、これはこれで十分成立しているのではと認識を新たにした次第です。もっともBlackmoreのやる気の無さは当時よりも鮮明にわかってしまいましたが…。



●Musicians
Ritchie Blackmore / guitar
Jon Lord / keyboards
Glen Hughes / bass,vocal
David Coverdale / vocal
Ian Paice / drums

●Numbers
[CD 1]
1.  Stormbringer
2.  Love Don't Mean A Thing
3.  Holy Man
4.  Hold On
5.  Lady Double Dealer
6.  You Can't Do It Right
7.  High Ball Shooter
8.  The Gypsy
9.  Soldier Of Fortune
(Bonus Track)
10. Holy Man(Remix)
11. You Can't Do It Right(Remix)
12. Love Don't Mean A Thing(Remix)
13. Hold On(Remix)
14. High Ball Shooter(Remix)

[CD 2]DVD Audio
1.  Stormbringer
2.  Love Don't Mean A Thing
3.  Holy Man
4.  Hold On
5.  Lady Double Dealer
6.  You Can't Do It Right
7.  High Ball Shooter
8.  The Gypsy
9.  Soldier Of Fortune

R0010850


« まるで自主制作盤のようなSean Waylandの「Live At Wangaratta」 | トップページ | 時空を超えて蘇った第2期RTF »

ロック」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: DPリマスターシリーズ「Stormbringer」を聴いてみる♪:

« まるで自主制作盤のようなSean Waylandの「Live At Wangaratta」 | トップページ | 時空を超えて蘇った第2期RTF »

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

いろいろ検索

  • Tower Records検索
  • HMV検索
    HMV検索
    検索する
  • iTunes検索
無料ブログはココログ