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2011年9月23日 (金)

第2期DPの北欧シリーズ「Scandinavian Nights」

R0010886
Musician●Deep Purple
Title●Scandinavian Nights(1970年)
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メンバー交代を経てHR路線へと大きく舵をとった「第2期Deep Purple」といえば何といっても「Made In Japan」ですが、初期の第2期DPはなぜか北欧ツアーを盛んに行っています。DVD化された「Machine Head Tour」(1972年)はデンマーク公演のものですし、1970年当時も北欧ツアーを3会場で行っています。この音源は1970年11月12日、ストックホルム公演のもので地元のラジオ局が収録したものです。1988年、アナログ盤で出回ったときは「一切のオーバーダブを施していない」という触れ込みでしたが、リマスター化を機会に「Mandrake Root」だけはロンドンのアビーロードスタジオでオーバーダブが行われたことが明らかになっています。

1970年当時のRitchie BlackmoreはギブソンES-335とフェンダー・ストラトキャスターの併用だと思われますが、どうやらこの北欧ツアーを機にストラト一本に固定したようです。とにかくギターがウネること、ウネること。新しい玩具を手にしたかのように、ブットいアームを使いまくっています。

このライブ音源で特筆すべきはCD2の#1で「Paint It Black」をプレイしていること。言うまでもなく1966年のThe Rolling Stonesの大ヒット曲です。第2期初頭での「十八番」といえば「Wring That Neck」と「Mandrake Root」ですが、「Paint It Black」をプレイすることは珍しいことです。考えてみれば第1期DPはビートルズやヴァニラ・ファッジのカバーも演奏していたので他人の曲をプレイすることは珍しいというわけでもないのですが、おそらくカバー曲をプレイしたのはこの時期が最期だったのではと思われます。付け加えると「Into The Fire」をライブで演奏するのも珍しいですね。
 
●Musicians
Ritchie Blackmore / guitar
John Lord / organ
Ian Gillan / vocal
Roger Glover / bass
Ian Paice / drums

●Numbers
[CD1 1]
1.  Speed King
2.  Into The Fire
3.  Child In Time
4.  Wring That Neck

[CD1 2]
1.  Pint It Black
2.  Mandrake Root
3.  Black Night

R0010887


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