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2011年8月19日 (金)

Anneke Van Giersbergenの天才。The Gatheringの「Superheat」

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Musician●The Gathering
Title●Superheat A Live Album(1999年)
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またしてもゴシックメタルネタです。オランダが生んだゴシックメタル界の至宝「The Gathering」が1999年にリリースしたキャリア初のライブアルバムです。同年2月、4月に母国オランダで行われたライブの模様が収録されています。「The Gathering」をご存じの方ならいまさら言わずもがなのことですが、3rd「Mandylion」(1995年)から加入した紅一点Anneke Van Giersbergen(アネク・ヴァン・ガースヴァーゲン)の天才的な歌唱力によって一躍人気バンドへと大変身を遂げます。Annekeが加入する前のThe Gathringはゴシックメタルといいつつかなりドゥーミィーで陰鬱なサウンドが芸風でしたが、「Mandylion」を境にサウンドはシンプルかつタイトなものに変わり、そしてどこまでも伸びていくのだろうかと思わせるAnnekeのボーカルを前面に押し出した楽曲が中心になります。

このライブは5th「How To Measure A Planet?」(1998年)リリース直後のライブということで、「How To Measure A Planet?」から6曲、「Mandylion」と4th「Nighttime Birds」から2曲ずつという曲構成になっています。「How To Measure A Planet?」あたりからこれまでのハード一辺倒から幽玄でアトモスフェリックな雰囲気へと芸風が変わっていきますが、このライブ音源でもちょうど過渡期ということで、ハードと幽玄の二面性に触れることができます。スタジオ録音と違って鍵盤楽器が多用されているので、さらにスペイシー感が濃厚なものになっています。

何といっても最大の注目点はAnnekeによる伸びのある天才的なボーカルで、少しハスっぽくハスキーな声が天空に上りつめてしまうのではと思われるほど、伸びに伸びています。スタジオ盤での作り込まれた音ももちろんいいのですが、やはりライブ音源ならではの臨場感と緊張感は最高です。自由自在に歌いまくるAnnekeのボーカルはまさにオランダが生んだ至宝ですね♪



●Musicians
Anneke Van Giersbergen / vocal
Frank Boeijen / synthesizer
Hugo Prinsen Geerligs / bass
Hans Rutten / drums
Rene Rutten / guitar

●Numbers
1.  The Big Sleep
2.  On Most Surfaces (Inuit)
3.  Probably Built In The Fifties
4.  Liberty Bell
5.  Marooned
6.  Rescue Me
7.  Strange Machines
8.  Nighttime Birds
9.  My Electricity
10. Sand And Mercury

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