TownerとGarbarekの邂逅再び「Sound And Shadows」
Musician●Ralph Towner(12-strings and classical guitar,piano,french horn)
Title●Sound And Shadows(1977年)
■ディスクユニオンで購入
12弦ギターの名手Ralph Towner(ラルフ・タウナー)はアメリカ出身ながらECMを中心とした欧州での活躍が目立ちます。今回は「北欧のコルトレーン」の異名をもつ名サックス奏者Jan Garbarek(ヤン・ガルバレク)との共演。この組み合わせは1974年にリリースされた「Solstice」以来であり、リズム隊を含めてまったく同じメンバーで録音されたのが、この作品です。ベースがドイツ出身の名手Eberhard Weber(エバーハルト・ウェーバー)、ドラムはこれまたお馴染みJon Christensen(ヨン・クリステンセン)とECMを代表する名手ばかり。
Townerのギターはどこか精緻で冷たい印象を与えますが、Garbarekのサックスも北欧の厳しい冬を思わせるプレイが身上。この2人が織りなすメロディーはとてつもなく美しく、限りない透明性を醸し出しています。#1「Distant Hills」はTowner在籍の「OREGON」の曲ですが、OREGONのどこか牧歌的な雰囲気とはまったく異なる荘厳とも思える雰囲気にただただ圧倒されます。はっきり言ってこの曲を聴くためだけにこのアルバムを購入しても損はありません。Townerはたまにピアノも弾きますが、これはあくまでもご愛嬌と捉えてください♪
●Musicians
Ralph Towner / 12-strings and classical guitar,piano,french horn
Jan Garbarek / soprano and tenor sax,flute
Eberhard Weber / bass
Jon Christensen / drums
●Numbers
1. Distant Hills
2. Balance Beam
3. Along The Way
4. Arion
5. Song Of The Shadows
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