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2011年5月 4日 (水)

破天荒なRiccardo BalleriniとRブレッカー&Sヘンダーソンとの夢のような競演「Blue Mesa」

R0010635
Musician●Riccardo Ballerini(piano)
Title●Blue Mesa(1994年)
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イタリア出身のジャズピアノ奏者Riccardo Ballerini(リッカルド・バッレリーニ)による1994年の作品です。不勉強で大変恐縮ですが、Riccardo Ballerini初体験なのですが、実に陽気なプレイをするミュージシャンだなというのが第一印象。ピアノもご機嫌なのですが、キーボードも躍動感たっぷりのプレイで聴いているだけで愉快な気分になってきます。

当欄の目当ては恥ずかしながらRiccardo Ballerini本人ではなく、実はギターにScott Hendersonがゲスト参加しているからでスコヘンさんは計5曲でプレイしています。おっと、忘れてはいけません。大御所Randy Breckerが5曲に参加しています。

#2  Puffin
Riccardo  Balleriniの飛び跳ねるようなキーボードが大変印象的なアップテンポでご機嫌なナンバーです。スコヘンさんが曲途中から恐る恐る「こんにちは~」という案配でスネークインしてきます。相変わらずブルースフィーリング一杯の印象的なソロワークですが、ゲスト参加ということでこの曲では大人しめです。そういえばSoft Machineにも同名の曲がありますが、当然まったく別物です。

#3  Blue Mesa
ライナーによるとスコヘンさんは参加していないことになっていますが、途中で確認できるウネウネフレーズはあきらかに彼のもの。単なる誤植でしょう(笑)。短めなソロですがキレキレのソロが炸裂しています。

#4  Karroo Dance
ややブラックな要素が入ったダンサブルなご機嫌なナンバー。イタリア人ミュージシャンによるものと思われる素晴らしいチョッバーベースに身を委ねていると、突然入ってくるスコヘンさんのキレキレソロ。自身のTribal Teckでのプレイと同様に豪快かつ変態チックなウネウネフレーズが炸裂します。このアルバムの中でのベストプレイ。楽曲自体も素晴らしい出来映えでBalleriniの高い作曲能力も特筆ものです。

#5  Lady Ballad
ライナーではスコヘンさんが参加することになっていますが、待てど暮らせど登場しません(笑)。Rブレッカーのハートウォーミングなホルンがあまりに美しいバラードナンバー。Balleriniのリリカルなピアノも素敵な小品です。

#6  Freedom Funk Blues
曲タイトルのごとくかなりファンキーなナンバー。もう一人のゲストギタリストIrio De Paulaがクラシックギターでブルースフレーズを弾いています。不勉強でIrio De Paulaというミュージシャンを知らなかったのですが、この人もかなりのテクニシャンです。小気味いいキーボードに酔いしれていると、曲最後になってMiles Davisの「So What」のお馴染みのフレーズが。何だかとても嬉しくなってしまいました。パクリと言うなかれ。

#7  Spunky Springlet
Balleriniによるリリカルなピアノでスタートする比較的正当派っぽいジャズナンバー。やはり途中からスコヘンさんのギターが入ってきますが、彼にしては珍しくジャジーなソロ回しを弾いています。とはいってもそこはスコヘンさん。相変わらず風変わりなフレーズを繋げながら、とてつもなく速いパッセージで軽やかに弾きこなしてしまっています。曲後半にはもう一人のギタリストIrio De Paulaのクラシックギターとスコヘンさんとの掛け合いが展開されます。実に愉快な曲です。ところでライナーではこの曲でのギターはスコヘンさん1人ということなんですが。いい加減さがラテン仕様ということなのでしょうか。

#11  Karroo Reprise
これもクレジットにありませんが、最後になってちょこっと登場。1分にも満たないプレイですが、ぞっとするほど美しいスコヘンさんのソロが素晴らしい♪

●Musicians
Riccardo A. Ballerini / piano,keyboard
Randy Brecker / trumpet,flugehorn
Scott Henderson / guitar
Irio De Paula / guitar
Sandro Satta / alto sax
Toni Armetta / bass
Massimo Moriconi / bass
Claudio Mestracci / drums

●Numbers
1.  Canzonetta
2.  Puffin'
3.  Blue Mesa
4.  Karroo Dance
5.  Lady Ballad
6.  Freedom Funk Blues
7.  Spunky Springlet
8.  House Sweet Home
9.  Restless
10. Hi Five
11. Karroo Reprise

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