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2011年5月 1日 (日)

カンタベリー系の名脇役「National Health」1st

R0010603
Musician●National Health
Title●same(1978年)
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1960年代後半から80年代初頭にかけて巻き起こった「プログレブーム」はKing CrimsonとYESという2枚看板を軸にして多くのグループ、ミュージシャンを輩出しました。一方で、「カンタベリー系ミュージック」という一派がイギリスに存在しました。代表的なバンドというとソフト・マシーン、ハットフィールド&ザ・ノース、キャラバン、ソフト・ヒープ、ギルガメッシュ、そして今回紹介するナショナル・ヘルスなどの名前が挙がります。では、「カンタベリー系ミュージック」に共通する音楽的要素があるのかというと、実際には確固たる共通点などは皆無に等しいといってもいいでしょう。そもそも「カンタベリー」はイギリスのある地区の名前であり、そこを拠点に置いて音楽活動をしていたミュージシャンを十把一絡げに「カンタベリー系」と称しただけの話ですから。日本で昔流行った「渋谷系」と同じようなものと考えれば通じやすいかもしれません。

とはいえ、時代背景から考えると、サイケ、プログレ、ジャズロックを作風とするバンド、ミュージシャンが目立ちます。当欄のような偏屈者にとっては王道派プログレに食傷気味になりつつある時期に、おおこれは結構面白いなという感じで入り込むための「受け皿的存在」にもなっているわけです。

このナショナル・ヘルスは1975年結成ですが、母体となっているのはハットフィールド&ザ・ノース、ギルガメッシュでいわばカンタベリー系オールスターという趣です。いわゆる正当派ジャズロックの系譜を汲むサウンド作りです。特にギターのPhil Millerの一見すると捉えどころのない不思議ちゃん系プレイと、のちにBill Brufordと合体して「Bruford」の一員となるDave Stewartのプレイに注目。おっと、忘れてはいけません、のちにWhite Snakeに加入するNeil Murrayの名前も確認することができます。

この記念すべき1stは1977年頃にはレコーディングを終えていたそうですが、ご存じのように当時の英国音楽シーンはパンクロック一色。このような本格的なジャズロックが受け入れられる雰囲気にはとてもなく、実際にリリースするまで1年以上もかかってしまったということ。そのゴタゴタの間に、メンバーの何人かはバンドを脱退してしまいます。その意味では1978年にデビューを果たした「遅れてきたプログレ界最後の大物」U.K.とかなりの共通点が見られます。時期が悪すぎた、ということでしょうか。そんな不幸な歴史が、バンドに対する過小評価に結びついていると思わざるをえません。

ナショナル・ヘルスの来歴に関しては、こちらのサイトで詳細にわたって解説されています。ご参考まで。

●Musicians
Phil Miller / guitar
Dave Stewart / keyboards
Neil Murray / bass
Pip Pyle / drums
Alan Gowen / piano,synthsizers
Amanda Parsons / vocal
Jimmy Hastings / flute,clarinet
John Mitchell / percussion

●Numbers
1.  Tenemos Roads
2.  Brujo
3.  Borogoves
4.  Borogoves
5.  Elephants

R0010604

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