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2011年5月16日 (月)

暴虐の歌姫Metallic Kitty率いる「Decadence」の3rd

R0010668
Musician●Decadence
Title●3rd Stage Of Decay(2006年)
■ディスクユニオンで購入


北欧スウェーデン出身のメロディックデスメタルバンド「Decadence」(デカダンス)による3枚目のアルバムです。日本でのアルバムデビュー作にあたるとか。2006年発売。

女性ボーカルによるメロディックデスメタルというと同じスウェーデンの「Arch Enemy」(アーク・エネミー)のアンジェラ嬢が思い浮かびますが、実際、ボーカルのMetallic Kittyはアンジェラ嬢のことをかなり尊敬し、プレイスタイルのうえでかなり参考にしているようです。そんなことで、同じブルータリティを特徴にする女性ボーカルという点でよく比較される二人ですが、事前の情報がなければ最後まで気がつかないアンジェラ嬢よりもKitty嬢のほうがかなり女性的だと思います。それでいて女性の部分を売り物にしない「男っぽい潔さ」が、何とも言えない魅力につながっているのだと思います。その意味ではOTEPに近いかもしれません。

Kitty嬢の場合はかなりの美形という外見から受ける印象も大きいのですが、それ以上に特徴的なのは音楽の多面性だと思います。スラッシーな部分は徹底してスラッシーでありながら時に聴かせる叙情的でメランコリックな部分との落差が何とも魅力的です。メンバーが作り出すテクニカルな音の嵐も、この手のバンドにあってかなりクリアで、メリハリが利いていて意外にもとっつきやすい面を見せています。単なる「キワモノ的なオネイチャンバンド」という先入観で臨むと、けっこう痛いしっぺ返しに遭うことは間違いないです。個人的には大変な掘り出しモノだと思っているのですが、日本ではあまり人気がないようですね。新作もなかなかの出来映えです。

というわけでMetallic Kittyの艶姿をどうぞ♪


●Musicians
Metallic Kitty / vocal
Kenneth Lantz / guitar
Joakim Antman / bass
Erik Rojas / drums

●Numbers
1.  Corrosion
2.  Claustrophobia
3.  3rd Stage Of Decay
4.  Theater Of The Absurd
5.  Settle The Score
6.  Sculpture
7.  Invert
8.  Endgame
9.  Corrosion

R0010669


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