Holdsworthが1曲のみ参加。Stanley Clarkeの「If This Bass Could Only Talk」
Musician●Stanley Clarke(bass)
Title●If This Bass Could Only Talk(1988年)
■Amazonより購入
言うまでもなくビッグネームStanley Clarkeのリーダー作です。1988年リリース。個人的な好みで言えばReturn To Forever時代と並行してリリースした2ndリーダー作が一番好みなんですが。あの音源にはTony WilliamsやBill Connorsが参加していました。
この盤を購入した決め手は例によってAllan Holdsworthが1曲のみ参加しているからです。#4「Stories To Tell」という曲ですが、Stanley Clarkeがつま弾くシンセによる東洋風メロディーに乗せて、即座にわかるHoldsworth節が炸裂します。でも、結局は楽曲がどうのというよりも、Holdsworthがソロを弾くか、弾かないかなのです。曲の善し悪しというよりもまずはソロでしょうという、お得意の唯我独尊。まあ、マニアにはこれがたまらないのですが。クレジットを見ると何と「The Police」のStewart Copelandが参加しています。目のくらむようなメジャー感です。
ほかの曲もどうにも当時流行っていた「ブラコンチック」なものばかりで、個人的にはあまり馴染めないのですが、さすが大物だけあって参加ミュージシャンは豪華絢爛です。Stewart Copelandをはじめ、Wayne Shoter、Freddie Hubbard、Steve Hunt、George Dukeなどとビッグネームが名を連ねています。しかし、どんなに素晴らしい素材を揃えても調理方法が不味いとこんな感じになってしまうのですね。なんだかモッタイナい感じで残念です。
ところでStanley ClarkeとAllan Holdsworthの繋がりがよくわからないのですが、同年1988年に「Jazz Explosion Superband」という期間限定ユニットでステージ共演しています。この時はSteve SmithやRandy Breckerがいて実に素晴らしいプレイを聴かせています。このアルバムもこのメンツで作ったら良かったのにと思います。
●Musicians
Stanley Clarke / bass,guitar,synthesizer
Allan Holdsworth / guitar
Stewart Copeland / drums
Wayne Shoter / soprano sax
Freddie Hubbard / trumpet
Steve Hunt / synthesizer
George Duke / piano
etc,
●Numbers
1. If This Bass Could Only Talk
2. Goodbye Pork Pie Hat
3. I Want To Play For Ya
4. Stories To Tell
5. Funny How Time Flies (When You're Having Fun)
6. Workin' Man
7. Tradition
8. Come Take My Hand
9. Bassically Taps
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