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2011年5月22日 (日)

Greg Howeの遠回りその1「High Gear」

R0010678
Musician●HoweⅡ
Title●High Gear(1989年)
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アフリカ系&テクニカル系ギタリストGreg Howe(グレッグ・ハウ)が1989年に兄のAl Howeと結成したHMバンド「HoweⅡ」の1stです。以前、ご紹介したようにGreg Howe本人は1988年に「Greg Howe」でソロデビューを果たしていますが、シュラプネルレコードの戦略なのかわかりませんが今度はバンド形式での登場です。メンバーはAl Howe(vocal)、Vern Parsons(bass)、Joe Nevolo(drums)が固定メンバーでゲストギタリストとしてJason Beckerと何とプロデューサーであるMike Verneyが参加しています。Mike Verneyがギターを弾くのは初めて聴いたように思いますが、単純に人材不足だったのか、それとも一緒に演奏したかったのか、よくわかりません。

ジャケットデザインを見てもわかるようにメンバー全員が「目張り」を入れたうえでコスチュームデザイナーがつくという完全なビジュアル志向です。しかし、実際の演奏は結構硬派で聴き応えががあります。Al Howeのボーカルはサミー・ヘイガーとデヴィッド・リー・ロスの中間を狙った感じといっていいでしょうか。良くも悪くも典型的なアメリカンハードロックの系譜を汲んでいます。Van Halenを若干小粒にした感じの楽曲が中心。もちろんGreg Howeのギターが圧巻的な存在感を示しています。ただしお兄ちゃんAlのボーカルの声質は決して良いとは思えず、あれれという感じであります。

Jason BeckerとMike Verneyのギターが聴けるのは#9「Party Favors」という曲。1stソロがHowe、2ndがMike Verney、3rdがJason Beckerの順。かなりヒヤヒヤものですが僅かな時間で終わってしまうので安心するやら何とやら。Jason Beckerはさすがですね。

以前、某巨大通販サイトのレビュー記事にこのアルバムについて酷評に近い記事を投稿しましたが、いまあらためて聴き直してみるとそんなに悪い感じはしません。もちろんGreg Howeありきの音源であることは変わりないのですが。

●Musicians
Greg Howe / guitar
Al Howe / vocal
Vern Parsons / bass
Joe Nevolo / drums
Jason Becker / guitar on Party Favors
Mike Verney / guitar on Party Favors

●Numbers
1.  High Gear
2.  Carry The Torch
3.  Stat-O-Various
4.  Discover Conduct
5.  THinking Of You
6.  Standing On Line
7.  Ferocious
8.  Don't Let The Sloe Gin
9.  Party Favors
10. Social Fever

R0010679


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