謎のギタリストDavid Ormonde Thomasの作品にShawn Laneがゲスト参加
Musician●David Ormonde Thomas(guitar)
Title●On The Way Home(1992年)
■Crazy Diamonds Recordより購入
メンフォス出身のギタリストDavid Ormonde Thomasによるおそらく唯一のアルバムです。1992年リリース。このプレイヤーに関しての情報は例によってまったく不明でして、いくらネットを回遊しても杳としてヒットしません。だからおそらくまったく無名の存在と断じてもよろしいかと思われます。では、なんでこの人、何でこの作品なのかということですが、ゲストミュージシャンにギターモンスターShawn Laneが参加しているからです。Shawn Laneもメンフィス出身ですから、おそらく友人同士ということなのでしょう。共同プロデューサーにも名前を連ねています。
David Ormonde Thomas氏の作風はアコースティックギターを駆使した牧歌的なフュージョンサウンドで、こう言ってしまっては申し訳ないのですが、カフェで流れる人畜無害なBGMという感じです。ふだんの当欄ならあっさりとスルーしてしまう領域ですが、我がShawn Laneが参加となれば話は別です。Laneは全11曲中4曲に参加。ギターではなく鍵盤楽器とベースギター、そして何とパーカッションで臨んでいます。で、ギターを弾かないLaneとはどんなプレイを聴かせるかが興味の的なわけですが、えらく神経を研ぎすませて聴いてもそこに「Laneらしさ」を求めることはやはり無理がありすぎました。主役のDavid Ormonde Thomas氏を盛り立てるべく、徹底的に個性を殺しているわけで、このアルバムからギターモンスターの面影を見いだすことは無理筋というものでした。
というわけで、いくらShawn Laneが好きだといっても、お勧めするにはかなり辛い作品です♪
●Musicians
David Ormonde Thomas / acoustic guitar
Shawn Lane / keyboards,bass,percussions on ※
●Numbers
1. Twistaround
2. Largo Swell ※
3. Feels In Motion
4. On The Way Home
5. Sleight Of Hand ※
6. Guiherme ※
7. Change For The Better
8. The Acrobat
9. Slow Rising ※
10. The Pledge
11. Uncommon Occurrence
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