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2011年2月16日 (水)

北欧の暗黒神「OPETH」の6th「Deliverance」

R0010480
Musician●Opeth
Title●Deliverance(2002年)
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たびたびメタル系の登場で恐縮です。

スウェーデンが生んだ暗黒神「Opeth」が2002年にリリースした6枚目です。間髪を入れずにリリースされた「Damnation」(2003年)と合わせて2部作という大がかりな構成がマニアを泣かせてくれます。この「Deliverance」がデス中心で「Damnation」がアコースティックという構成になっていて、2枚を合わせて聴くことによってOpethの全貌がつまびらかにされるという壮大な作りです。個人的にはOpethの最高傑作だと思っていた5th「Blackwater Park」(2001年)をわずか1年後にいとも簡単に凌駕してしまう彼らの底力にがただただ驚くばかりです。

4th「Still Life」(1999年)あたりからデスメタルとプログレとの見事な融合を志向し始めたOpeth。基本的には前作までの「静」と「動」、「美」と「醜」のそれぞれが二律背反する要素のコントラストをテーマに壮大な楽曲を聴かせてくれています。しかし、今回は静と美の要素は「Damnation」にある適度譲っているため、従来の作品と比べて最も過激で激情に満ちた作品に仕上がっています。オープニングからひたすら叫び続けるMikael Akerfeldtの激情デス、始終たたみかけるMartin Lopezのブラストビート。さまざまな要素が見事に融合して出来上がる珠玉の楽曲の数々。地の底から突き上げたと思ったら、今度は奈落の底へと突き落とすようなジェットコースター的な複雑な展開。もはや一介のデスメタルバンドとは一線も二線も画したほとばしる才能に感服です。

テクニックとしてはもっと優れたプレイヤーはたくさんいますし、決してアッと驚くようなプレイで驚かせてくれるタイプではありません。しかし、緻密に計算し尽くされた楽曲構成、全体に漂う何とも言えない荒涼感と日本人好みの湿度と哀愁、そしてバンドの特徴を決定づける二律背反的な要素を自由に行き交う見事な展開。どれを取り上げても完璧の一語です。おまけにプログレ世代をも巻き込んで魅了してやまないわけですから、無敵と言っても過言ではありません。

●Musicians
Michael Akerfeldt / voice,guitar
Peter Lindgren / guitar
Martin Lopez / drums
Martin Mendez / bass

●Numbers
1.  Wreath
2.  Deliverance
3.  A Fair Judgement
4.  Master's Apprentices
5.  By The Pain I See In Order

R0010481

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