●Musicians Susan Weinert / guitar,guitar-synthesizer Martin Weinert / bass Hardy Fischotter / drums Oliver Heuss / keyboard
●Numbers 1. Don't Try That Again, M.F. 2. Hopeless Case 3. Don't You Guys Know Any Nice Songs? 4. One For George 5. Member Of The Syndicate 6. The Crown 7. He Knows 8. Pacific Palisades 9. Maybe 10. Guess Who Called
●Musicians Jonas hellborg / bass Bill Laswell / guitar Jens Johansson / keyboard Anders Johansson / drums etc.
●Numbers 1. Pork 2. Stay Where You Are 3. The Freezing Dessert 4. Land Of The Dead And Dying 5. Suburb Of Hell 6. Head Of A Monk 7. Ode To A Tractor 8. Buchlain Australia 9. Chant 10. Konkret
さて「第一のギタリスト」Allan Holdsworthは2曲に参加しています。#6「Moon」と#11「You Have To Wait」という曲ですが、「Moon」では当時凝っていたBaritoneギターでプレイしています。相変わらずのウネウネ、相変わらずのフレーズの連発で、Holdsworthの世界一色に染めてしまっています。相変わらずの唯我独尊ぶりですね。ケイ赤城のアコースティックピアノが好サポートをみせています。「You Have To Wait」では普通のギターを使っていますが、今度はやたらとダークなウネウネを連発しています。ただしプレイ時間が短く、ラスト曲にも関わらず「あれ?もうオシマイですか?」と拍子抜けの感もします。
●Musicians Andrea Marcelli / drums,synthesizer Kei Akagi / piano Gary Willis / bass Ralph Towner / 12-string guitar Marc Johnson / bass Jimmy Johnson / bass
●Numbers 1. Again 2.. Oneness 3. Just Now 4. The Dance Of The Soul 5. Song For You 6. Moon 7. Alone 8. Clouds 9. The Dance Of The Soul 10. I'm Here 11. You Have To Wait
凶悪なデスメタルを期待する人にとって、このアルバムだけ聴くと「何だつまらん」ということになってしまいますが、あくまでもOPETHの多面性のほんの一部として捉えるべきでしょう。前出の「Deliverance」と合わせて聴くことによって彼らの全貌が見えてくるはずです。動くOPETHを観たいという奇特な方には「Lamentations: Live at Shepherd's Bush Empire」(2004年)というライブDVDが用意されています。 ●Musicians Michael Akerfeldt / voice,guitar Peter Lindgren / guitar Martin Lopez / drums Martin Mendez / bass
●Numbers 1. Windowpain 2. In My Time Of Need 3. Death Whispered A Lullaby 4. Closure 5. Hope Leaves 6. To Rid The Disease 7. Weakness
キレキレの『エモーション&コモーション』も素晴らしいのですが、こうした意外とも言える一面を見せるBeck御大もまたいいですね!ますますファンになってしまいました。 ●Numbers 1. Baby Let's Play House 2. Double Talkin Baby 3. Cruisin’ 4. Train Kept a Rollin’ 5. Poor Boy 6. Cry Me a River 7. My Baby Left Me 8. How High The Moon 9. Sitting On Top Of The World 10. Bye Bye Blues 11. The World Is Waiting For The Sunrise 12. Voya Con Dios 13. Mockin’Bird Hill 14. I'm a Fool To Care 15. Tiger Rag 16. Peter Gunn 17. Rocking Is Our Business 18. Apache 19. Sleep Walk 20. New Orleans 21. Remember (Walking in the Sand) 22. Please Mr.Jailer 23. Casting My Spell On You 24. Twenty Flight Rock 25. The Girl Can't Help It 26. Rock Around The Clock 27. Shake, Rattle & Roll
とまあ、いろいろと書きましたが未発表ライブ音源ということで作品性というよりも、どうしても資料的な意味合いに視線が向いてしまいます。と同時に、わずか1年間の間に劇的な進化を遂げた「電化Miles」の姿を確認するためのアルバムではないかと思います。 ●Musicians #1~#3 Miles Davis / trumpet Chick Corea / piano Dave Holland / bass Jack DeJohnette / drums
#4~#9 Miles Davis / trumpet Chick Corea / piano Keith Jarrett / organ Dave Holland / bass Jack DeJohnette / drums Airto Moreira / percussion Gary Bartz / sax
●Numbers 1. Miles Runs The Voodoo Down 2. Sanctuary 3. It's About That Time / The Theme 4. Directions 5. Bitches Brew 6. It's About That Time 7. Sanctuary 8. Spanish Key 9. The Theme
テクニックとしてはもっと優れたプレイヤーはたくさんいますし、決してアッと驚くようなプレイで驚かせてくれるタイプではありません。しかし、緻密に計算し尽くされた楽曲構成、全体に漂う何とも言えない荒涼感と日本人好みの湿度と哀愁、そしてバンドの特徴を決定づける二律背反的な要素を自由に行き交う見事な展開。どれを取り上げても完璧の一語です。おまけにプログレ世代をも巻き込んで魅了してやまないわけですから、無敵と言っても過言ではありません。 ●Musicians Michael Akerfeldt / voice,guitar Peter Lindgren / guitar Martin Lopez / drums Martin Mendez / bass
●Numbers 1. Wreath 2. Deliverance 3. A Fair Judgement 4. Master's Apprentices 5. By The Pain I See In Order
前置きが長いのはこのバンドに対する思い入れが強いからなのですが、鳴りモノ入りで登場しただけにメンバーが凄い!John Wetton、Eddie Jobson、Allan Holdsworth、Bill Brufordという綺羅星のごとく目映いメンツです。そもそもはKing Crimson解体後にユーライア・ヒープに加入したWettonがBill Brufordと一緒にグループを組むことを画策。元「YES」のリック・ウエイクマンを誘ってトリオバンドを結成しようとしたらしいのですが、ウエイクマンの契約上の問題があって頓挫。そこでWettonはロキシー・ミュージックで行動を共にした若き鍵盤楽器奏者Eddie Jobsonを誘い、ここにトリオが完成します。しかし、この時点になってギタリストの必要性が感じられたので、Bill Brufordが自身のプロジェクト「BRUFORD」(アルバム「Feels Good To Me」)で共演したAllan Holdsworthを誘い込む形で4人が揃ったわけです。ここら辺の人事交流の動きは複雑怪奇でわかりづらいのですが、冷静に見ると結構狭い範囲での動きだったりします。
「UK」はこのアルバムを発表後、全英、全米で大々的なツアーを組み多くのライブ音源を残しています。地下音源まで手を伸ばすと結構な数のライブ音源を聴くことができます。正規盤としては「Live In Boston」が有名ですね。しかし、個性派集団だっただけに4人体制は1年と持たずに崩壊します。BrufordとHoldsworthは再度「BRUFORD」に戻り、アルバム「One Of A Kind」(1979年)をリリースします。残された2人はJobsonが「マザーズ・オブ・インヴェンション」在籍時の同僚だったテリー・ボジオを紹介する形でトリオ構成に戻ります。そこでリリースされたのが「Danger Money」ですが、先に述べたように折りしのパンク/ニューウェーヴブームの中ではこうした本格的なバンドが受け入れられる状況になく、バンドは自然消滅してしまいます。
とまあ、世が世であればCrimson級のビッグネームになるはずでしたが、いかんせん出現するタイミングが悪すぎたという典型的なバンドです。とは言えアルバムの完成度はすこぶる高く、特にオープニング「In The Dead Of Night」は後にさまざまなミュージシャンによってカバーされた名曲。以前、ご紹介したように「元貴公子」イングヴェイ・マルムスティーンもカバーしています。8分の7拍子という書くだけで頭が混乱しそうな複雑なポリリズムの中で、各メンバーが鬼神のごとくあらん限りのテクニックを披露しています。実は若かかりし頃、プログレのプの字どころか洋楽初心者の女子にこのアルバムを強制的に聴かせ、一番印象的だった曲を挙げよという宿題を出したところ、イの一番にこの曲を挙げました。当然、でかした!と褒めちぎったことは言うまでもありません。
ところで4月にEddie JobsonとJohn Wettonが中心になりAlex Machacek(guitar)とMarco Minnemann(ds)で再結成された「新生UK」が4月に来日とか!情報はこちらです。Brufordはすでに引退しているので仕方がありませんが、ギターはHoldsworthが…と思わないでもありませんが、どうやらスタジオに引き籠り中。Alex Machacekなら役者に不足はないでしょう! ●Musicians John Wetton / bass,vocals Allan Holdsworth / guitar Bill Bruford / drums Eddie Jobson / violin,keyboards
●Numbers 1. In The Dead Of Night 2. By The Light Of Day 3. Presto Vivace And Reprise 4. Thirty Years 5. Alaska 6. Time To Kill 7. Nevermore 8. Mental Medication
●Musicians John Abercrombie / guitar,guitar-synthesizer Marc Johnson / bass Peter Erskine / drums
●Numbers 1. Furs On Ice 2. Stella By Starlight 3. Alice In Wonderland 4. Beautiful Love 5. Innerplay 6. Light Beam 7. Drum Solo 8. Four On One 9. Samurai Hee-Haw 10. Haunted Heart
この「OPETH物件」に関しては今後、ちょくちょくお届けする予定です。ちなみに当欄が入手したのはDVDがおまけとして付いているスペシャル・エディションです。 ●Musicians Mikael Akerfeldt / vocal,lead guitar Fredrik Akesson / rhythm guitar Per Wiberg / keyboard Martin Mendez / bass Martin Axenrot / drums
さて、ボーナストラックとしてDVDがついていますが1分足らずの曲というか絶叫と静止画像が収録されています。あれ、何かの間違いかな?どこかに隠れボタンや隠れキーワードが隠されているのかな?といまだにわかりません。 ●Musicians Adam Nergal Darski / vocal,lead guitar Tomaz Orion Wroblewski / bass Zbigniew Robert Inferno Prominski / drums Patryk Dominik Seth Sztyber / rhythm guitar
●Numbers 1. Daimonos 2. Shemhamforash 3. Ov Fire And The Void 4. Transmigrating Beyond Realms Ov Amenti 5. He Who Breeds Pestilence 6. The Seed Ov I 7. Alas, Lord Is Upon Me 8. Defiling Morality Ov Black God 9. Lucifer
ところでこのアルバムはボートラが入った2枚組バージョンも存在します。まあ、買って損をするという訳ではないのですが、オリジナル盤リリース→日本盤限定ボートラ付きリリース→スペシャルエディション盤リリースと、ファンはその度に出費を強いられるわけです。どうにかならんものか、と思いつつ買ってしまうのですが…。曲名はオリジナル盤のものです。 ●Musicians Michael Akerfeldt / voice,guitar Peter Lindgren / guitar Martin Lopez / drums Martin Mendez / bass
●Numbers 1. The Leper Affinity 2. Bleak 3. Harvest 4. The Drapery Falls 5. Dirge For November 6. The Funeral Portrait 7. Blackwater Park
個人的にはギターのNguyen Leのペンによるラストの「A Demain」がいちばんのお気に入りです。いまにも天に昇っていきそうな美しいフレーズによって、まさに桃源郷の世界を作り上げています。ちなみに4曲目「Song for Jaco」はErskineがWR時代の今は亡き盟友、ジャコ・パストリアスにささげた美しいバラードです。大人のジャズとして聴くのもよし、ワールドミュージックとして聴くのもよし、ギターアルバムとして聴くのもよし。決して目立つ作品ではありませんが、「聴かせるジャズ」としても素晴らしい作品です。
「Song for Jaco」
●Musicians Ngyuen Le / guitar,guitar-synthesizers Peter Erskine / drums Michel Benita / bass Stephane Guillaume / sax
●Numbers 1. Dream Flight 2. Rotha & Priska 3. Jive Five 4. Song For Jaco 5. Twelve 6. Plan 9 7. Kokopanitsa 8. Romanichel 9. Montreal 10. Hanging Out On The Roofs 11. A Demain
Hellborg & Laneのコンビはこれまで「Abstract Logic」「Time Is Enemy」「Temporal Analogues of Paradise」「Parsonae」などの作品で共演してきましたが、溢れんばかりのエネルギーと変態とも言える奇抜な音楽的アイデア、そして超ド級の超絶技巧で我々を常に驚かせてきました。2000年代に入ってからはなぜか「インド趣味」に走るようになり、Hellborgはエレキからアコースティックベースの世界へと転じます(Laneはエレキのままです)。この「Good People in Times of Evil」はインド趣味転向の第1弾という位置づけで、同時期に収録されたパリのライブDVDと2002年リリースの「Icon」とを合わせて「インド路線3部作」と勝手に命名しています。
Ron Thal名義の前作「Hermit」(1996 年年)では、少し落ち着いた(?)ハードロック調のサウンドを披露していますが、ここでは冒頭からヒップホップ(?)にも挑戦。ものすごく速いリズムに合わせてRon Thalの雄叫びが響き渡り、ねじ曲がった変態ギターが縦横無尽に暴れまわります。かと思えば、いきなり沈んだ曲に移ったり、再びハイテンションのハードロックを披露したりと、相変わらずの情緒不安定ぶりを発揮しています。こんな人が近くにいたらホント嫌ですね。
Susan姐さんのプレイは圧倒的なテクニックで弾き倒すという感じではなく、結構尖ってユニークなフレーズと丁寧なアーミングで聴かせるというタイプ。ただリズム感がお世辞にもあまりいいとは言えないので、ソロが長く続くと若干もたれ気味になります。まあ、デビュー作ということで、そこら辺は大目にみましょう(笑)。それよりもリズム隊が実にタイトで素晴らしいので、そちらにも注目を。ギタリストとしての本領発揮は「Point of View」あたりからでしょうね。 ●Musicians Susan Weinert / guitar,guitar-synthe Martin Weinert / bass Hardy Fischotter / drums
●Numbers 1. Mysterious Phonecall 2. Never Looking Back 3. Wrong Time,Wrong Place 4. Three Choices 5. Feel Free To Come By,Any Time You Want 6. A Short Story About Tofu 7. Put Me In Coach ,'cause I'm The Right Man For That Job 8. We've Made Some,Good Money,Man? 9. Off Limit 10. Gansster Groove
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