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2011年1月24日 (月)

豪華絢爛メンバーで目眩がするMarc Johnson「Bass Desires」

R0010374
Musician●Marc Johnson(bass)
Title●Bass Desires(1985年)
■ディスクユニオンで購入

Bill Evanceトリオの最後のベース奏者を務めたMarc Johnson。ECMをはじめとしてコンテンポラリー系ジャズ重要作品には必ずといっていいほど名前を発見できる重鎮です。1985年にお馴染みECMからリリース。

この何と言っても参加メンバーが豪華で、ギターにBill Frisell(ビル・フリゼール)とJohn Scofield(ジョン・スコフィールド)、ドラムにPeter Erskine(ピーター・アースキン)とこれまた説明不要の重鎮ばかり。#1「Samurai Hee-How」はMarc Johnsonの作ですがECMを代表する知性派John Abercrombie(ジョン・アバークロンビー)との組み合わせでも演奏されています。AbercrombieとFrisellとのアプローチの違いを耳から実感するのも一興かと。

ギター目線で全体をとおして聴くとやはりFrisellの浮遊感あふれるプレイが支配していると思います。どこに飛んでいくのか予想不可能でを危うげな雰囲気をJohnsonとErskineが手堅く支えながら進んでいくというイメージ。
だからというわけではありませが、Scofieldのアウトするプレイスタイルはちょっと合わないのでは感じられます。ジョンスコ目当てで聴こうと思う人にとっては、ちょっと物足りない印象を受けるかもしれません。まあ、ECMでは他流試合ということですから遠慮があるのかも。逆に言えばFrisellの個性が他のプレイヤーを喰ってしまうほど際立っているということなのでしょう。ギターだけでなくギターシンセまで持ち出して暴れまくっています。

#2「Resolusion」はColtraneの曲。Johnsonのベースソロが怪しくソロを刻みますが、Scofield→Frisellのソロの連携が実に見事です。ここでもFrisellはギターシンセで大暴れ。この人はAbercombie並みにギターシンセの扱いが巧みです。

ゲスト扱いのジョンスコは最後になってようやく本領発揮。#7「Thanks Again」は彼のペンによるもので、ブルースナンバーでやっと「らしさ」を聴かせてくれています。

●Musicians
Marc Johnson / bass
Bill Frisell / guitar,guitar-synthesizers
John Scofield / guitar
Peter Erskine / drums

●Numbers
1.  Samurai Hee-Haw
2.  Resolution
3.  Black Is The Color Of My True Love's Hair
4.  Bass Desires
5.  A Wishing Doll
6.  Mojo Highway
7.  Thanks Again
R0010375

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ジャズベース」カテゴリの記事

コメント

82年までスタン・ゲッツとフォービートをやっていたM.J.が、83年にアブジョン先生に出会い(残念ながら音源はない様です)、その後にエバンス・トリオのクビキから決別しリリースした、記念すべき自己名義のファースト盤ですが、今聞いても全く錆びる事のない鮮烈な演奏ですね。

1曲目のヒー・ホーは、その後も何度かレコーディングされる名曲ですし、2曲目に「至上の愛」も圧巻です。

この頃のビルフリは、スチューデントモデル(要は最廉価版?)のGibson SGを弾いていた様ですが、かっこよすぎます!→ http://www.youtube.com/watch?v=0ML3Pj5AijY

マイルスが69年にビッチェズ・ブリューをリリースし、71年にウェザーリポートが結成されて始まった?クロスオーバー(フュージョンないしはコンテンポラリー)ムーブメントも85年になると成熟期を迎えた感がありますね。(ちなみに84年にはフュージョンの金字塔?であるメセニーのFirst Circleがリリースされました)

この盤がリリースされて既に四半世紀が過ぎてしまったとは、
時の流れは早いものですね…

ではでは~

コメントありがとうございます。
Marc JohnsonをめぐるECM人脈は煌びやかなものがありますね。
Frisellがいよいよスターダムへとのし上がろうかという
記念すべき盤でもありますね。

せっかく動画を教えていただきたので、
貼り付けておきました。
ありがとうございます!

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