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2010年12月10日 (金)

JOHN McLAUGHLIN / TOKYO LIVE(1994年)

R0010199






Musician●John McLaughlin(guitar)
Title●The Free Spirits Tokyo Live(1994年)
■Amazonより購入

ジャスギター界の大御所、John McLaughlinが若き天才オルガン奏者Joey DeFrancescoと売れっ子ドラム奏者Dennis Chambersとトリオを組んでリリースした傑作ライブ音源です。1993年12月16日と18日、東京青山にある「ブルーノート東京」で行われたライブ音源が収められています。「The Free Spirits」と名づけられたユニットですが、パーマネントなバンドではなかったようです。何を隠そう、当欄はその場に居合わせるという僥倖に恵まれたのですが、いったいどちらの日に見に行ったかは記憶にありません。記録などは残しておくべきですね。反省。

さて、ライブ当日、ベースとキーボードレスのトリオ構成はどんなものものなのかと一抹の不安を感じていなかったと言えば嘘になります。しかし、それはまったくの杞憂に終わったことは言うまでもありません。McLaughlinが、DeFrancescoがそれぞれ低音部をカバーし合うことで音の厚みと奥行きが十分に感じられました。これは目の前で憧れのミュージシャンが存在していることでの「割り増し効果」なのかと思っていましたが、後日冷静になってこの音源を聴き直しても、やはり凄い!

というわけで、やはり冷静なレビューを書くのは個人的な思いが強くてなかなか難しいのですが、感心したのがデニチェンのドラム奏者としての幅の広さです。てっきりフュージョン限定の人なのかと先入観があったのですが、ストレートアヘッドなジャズフォーマットにも難なく対応できるあたり、やはり売れっ子たるゆえんなんだと妙な感心の仕方をしていました。

この音源には収録されていませんが、当日ラストはMcLaughlinとDeFrancescoのトランペットによる凄まじいインタープレイの応酬で締めくくられました。いやいや、実にありがたいものを見ることができました。

●Musicians
John McLaughlin / guitar
Joey DeFrancesco / organ,trumpet
Dennis Chambers / drums

●Numbers
1.  I Nite Stand
2.  Hijached
3.  When Love Is Far Away
4.  Little Miss Valley
5.  Juju At The Crossroads
6.  Vuhovar
7.  No Blues
8.  Mattinale
R0010200

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ジャズギター」カテゴリの記事

コメント

大好物の盤が2日続けてUPされていたので、思わず書き込んでしまいました。

このライブ盤は素晴らしいですよね~

原体験として、その場におられたとはうらやましい限りです(羨羨羨っ~(>o<)b

比較的まっとうなジャズをマクラフリンが演っている盤の中では…
Live at the Royal Festival Hallが傑出して素晴らしいと思いますが、その次に位置する、小粒だけどピリリとシビレルのが本作だと思います。

マイルスのNo Bluesをピックアップしている点もジャズ専の私としてはありがたいやら、うれしいやらって所でしょうか。

釈迦に説法ですが、オルガントリオ=Gt+Org+Drって、ギター入りジャズコンボでは定番スタイルというか、非常に相性が良いと言われてますよね。

日本人オルガン奏者ってあまり知りませんが、米国のジャズオルガン奏者の足技は凄いと思います。

Soliveの初期作品も、まるで土管が鳴っている様なオルガンのベースラインを聴いてるだけで幸せになれます。

少々脱線してしまいました(^ ^;

ではでは~

コメントありがとうございます。

当時は転職で東京に勤め始めたこともあって、やたらとジャズライブに足を運んでいました。

考えてみるとMcLaughlinとオルガンとの繋がりは歴史が長いですよね。ラリー・ヤングとか。そういえば、我らがJohn Abercrombie先生もオルガン大好きギタリストですし。

日本人で高名なオルガン奏者がいないのは「ジャズにオルガンって!?」という先入観があるせいなのか、単に活動の機会が限られているせいなのか…。ホントに見かけませんね。

当時のライヴをご覧になったようで、いい思い出ですね。デニス・チェンバースって、ファンクだけじゃなくて、ジャズをやる時にもフィットしてますね。この3人なら音数も多いし、聴いていてけっこう興奮しましたです。こういう機会でもないと、奥の方のアルバムは引っ張り出さないので、聴き直してみて正解だったです。

TBさせていただきます。

910さん、コメント&TBありがとうございます。

先日のライブを見て思ったのですが、マクラフリンはギターを弾きまくるだけでなく、客をのせるという点でも上手くて、やはり凄い人なんだなと痛感しました。マクラフリンの諸作を聴き直してみると、長いキャリアのゆえに時には「はずしたな」というアルバムも中にはありますが、このトリオライブは最上級の1枚だと確信しています。

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