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2010年12月 6日 (月)

優れもののライブ音源。ジミヘン「In The West」

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Musician●Jimi Hendrix(guitar)
Title●In The West & Loose Ends
■Gemm.comより購入

不世出のロックギタリストJimi Hendrix(ジミ・ヘンドリックス)の死後、実に多くのライブ音源が発掘されましたが、これをCD誕生以前に限定すると、実際には数えるほどのライブ音源しか出回っていませんでした。有名どころでいえば「Band Of Gypsys」や「Isle Of Wight」あたりですが、今回ご紹介する「In The West」は各所で収録されたライブ音源を拾遺集的に収めたオニムバスアルバム。したがって、作品全体で何かを訴えるというよりも、バラエティに富んだ音源を楽しむということになります。それでも当時としては大変稀少価値があったのです。カップリングとして、未発表スタジオ音源を集めた「Loose Ends」がついてきました。何という脈略のない編集方針だなと訝ってみたら、案の定「ロシア盤」でした。

話を「In The West」に絞りましょう。

#2  Queen

ジミヘンが突然の死を迎えるわずか10数日前に行われた「ワイト島」(イギリス)でのロックフェスティバルの音源。「Good Save The Queen」、つまりはイギリス国歌をフィードバックだけで弾いています。ワイト島音源はCDにもDVDにもなっているので、多くの方がご存じと思いますが、ステージのオープニングとしては、ふさわしい選曲かと。特に「ウッドストック」での「星条旗よ永遠なれ」を意識したものではないでしょう。

#3  SGT.Peper's Lonely Hearts Club Band
同じく「ワイト島」でのライブ音源。曲はいうまでもなくレノン&マッカートニーの名曲です。意外とも思えますがジミヘンはボブ・ディランの「見張り塔からずっと」などカバーが好きなのです。

#4  Little Wing
初期ジミヘンの名曲。録音日などがまったく記載されていないのですが、おそらく「バークレー・コミュニケーション・センター」でのライブ音源かと思われます。ということは1968年の音源ということでしょう。

#5  Lover Man
こちらも初期の名曲。この曲にはクレジットが明記されています。「バークレー・コミュニケーション・センター」の音源。

#6  Johnny B. Goode
チャック・ベリーの代表曲。映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でマイケルJフォックスがヴァン・ヘイレン的に弾いてしまい、周囲を唖然とさせてしまったあの曲です。こちらも「バークレー・コミュニケーション・センター」のライブ音源。

#7  Blue Suede Shoes
カール・パーキンスの代表曲。ブルース風にアレンジして黒い魅力を振りまいています。こちらもバークレーでの音源ですね。

#8  Red House
初期の代表的ブルースナンバー。こちらはサンディエゴにあるスポーツアリーナでのライブ音源。「ワイト島」でも聴くことができますが、何だか苦しそうにプレイしていて辛いものがありました。サンディエゴバージョンのほうが、気合いが漲る入魂のプレイでお勧め。私はスタジオ盤を含めてもこの日の「Little Wing」がベストテイクだと思っています。

#9  Voodoo Chile
ジミヘン最後のスタジオ盤にして最高傑作「Electric Ladyland」に収録されていた名曲です。この曲はスタジオ盤では「Voodoo Chile」と「Voodoo Chile~Slight Return」の2バージョンがありましたが、これは「Slight Return」のほう。サンディエゴでの音源です。「Red House」でも触れましたがこの日のジミヘンはまさに絶好調で鬼神のごとく凄まじいフレーズを連発しています。この曲でも気合いが入りまくったソロを聴かせますが、偶発的とも思えるフィードバックやノイズも悉く決まりまくる奇跡のプレイの連続を前にして、いま聴いても鳥肌が立ちます。うっかりと「偶発的」と書きましたが、その実、本人はかなり計算して出しているはず。そうは思わせないのが、天才たる所以なのかといまさらながら思います。

最後に「Loose End」ですが、これこそ死者に鞭打つような愚かな商魂だと声を大にして言いたいです。スーパースターゆえにリリースを前提としていない音源が勝手に出回ることは仕方がないとしても、かなり低調と言わざるをえないセッション音源をほじくり返して商品化してしまうのはいかがなものかと。これが気合いが漲る優れた音源なら、当然話は違ってきますが。

●Musicians
Jimi Hendrix / guitar,vocal
Mitch Michell / drums
Billy Cox / bass on #1~#7
Noel Redding / bass on #8,#9

●Numbers
1.  Rap Intro
2. Queen
3.  SGT.Peper's Lonely Hearts Club Band
4.  Little Wing
5.  Lover Man
6.  Johnny B. Goode
7.  Blue Suede Shoes
8.  Red House
9.  Voodoo Chile
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