名セッションギタリストCarl Verheyenの1stソロ
Musician●Carl Verheyen(guitar)
Title●No Borders(1987年)
■Gemm.comより購入
アメリカで活躍する名セッションギタリストCarl Verheyen(カール・ヴァーヘイエン)による1stソロです。Verheyenは「スーパー・トランプ」をはじめ夥しい数のセッション活動を行っていますが、驚くことにこれが初ソロ。1987年にリリースされています。
全体としては明快なハードフュージョンという感じの仕上がりで、特に第1曲目の「6.1」で聴かれる力強いカッティングと超絶技巧ソロは絶品です。この曲のためだけに購入しても惜しくはない名演です。とにかく文句なしにカッコいい!
やや蛇足的な情報ですが、このアルバムにはAllan Holdsworth(アラン・ホールズワース)が1曲だけゲスト参加しています。10曲目の「Gretchen's Theme」がそうですが、ギターシンセでこっそりお忍び参加という感じです。事前に情報を知らないとまったく気がつかないほど実に地味な客演です。Holdsworthがゲスト参加すると、作品全体の方向性まで変えてしまうほどアクの強いプレイをするのですが、御大にしては珍しく(?)主役を引き立てる役割に徹しています。
Carl VerheyenとHoldsworthの繋がりはどこから生まれたのかは定かではありませんが、以前、豪州出身のドラム奏者Chad Wackerman(チャド・ワッカーマン)のソロアルバムで同時共演こそ実現していませんが、作品の中で弾き分けた経緯があります。Wackermanが仲立ちした可能性もありますし、またLagatoレーベルからの流れかもしれませんね。そんな裏事情も気になりますが、珍しく一本気なフュージョンギターをご堪能あれ!
●Musicians
Carl Verheyen / guitars
Dave Marotta / bass,
John Ferroro / drums
Brad Cole / keyboards
Jim Cox / syntesizers,organ
Craig Copeland / vocals
Allan Holdsworth / synthaxe
●Numbers
1. Big Shuffle
2. 6.1 (The Earthquake Song)
3. Highland Shuffle
4. Carol
5. Conveyor Belt
6. Adult Chords
7. Power Tools
8. Big Sur
9. Wildflowers #2
10. Let's Ride
11. Gretchen's Theme
12. Tango
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コメント
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もしや ヤ〇オクで競合されてました?主様と 。気づいたら寝オチした間に落とされてました。違うか 。。
投稿: Q.Abeyie | 2010年12月18日 (土) 05時09分
コメントありがとうございます。
いやいや、記事に書きました通り、海外サイトから入手しました。
投稿: 奇天烈音楽士 | 2010年12月20日 (月) 01時47分