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2010年11月18日 (木)

Scorch Trioとはまた違った北欧系劇辛鍋料理 Rauul Bjorkenheimの「Shadowglow」

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Musician●Rauul Bjorkenheim(guitar)
Title●Shadowglow(2003年)
■HMVで購入

アメリカ生まれでフィンランド育ちのフリー系ギタリスト、Rauul Bjorkenheim(ラオル・ビョーケンヘイム)がリーダーとなって作られた2003年の作品です。Lukas Ligetというパーカッション&ドラム奏者の2名だけで作り上げたデュオアルバム。

Bjorkenheimといえばこれまで3作リリースされている「Scorch Trio」で異常なまでのハイテンション&変態フレーズを聴かせてくれていますが、この作品はギター&ドラムのデュオということで一見すると、若干静かな印象を受けます。しかし、じっくり聴き込んでいくとそれはあくまでも外見から受ける印象で、やはり激しいこと、激しいこと。完全フリー状態のBjorkenheimのギターは縦横無尽に暴れ回り、聴く人間の脳内をグチャグチャにひっかき回してくれます。特にオープニング「Into Fall」ではアームを滅茶苦茶に駆使した変態フレーズを連発していますが、聴きようによっては横山ホットブラザーズの「おまえは~あほ~かぁ~」の例のフレーズを想起させます。まるで幽霊が出てきそうですね。

「Scorch Trio」がいわばヨソイキの北欧風激辛カレーとしたら、この作品は郷土の食材をたっぷりと煮込んで作り上げた鍋料理という感じでしょうか。どちらにしても、刺激がキツすぎるという意味では同じです。免疫のない方、辛いのは苦手な方、心臓が弱い方にはあまりお勧めできないかもしれません。

●Musicians
Rauul Bjorkenheim / guitar
Lukas Liget /percussions,drums

●Numbers
1.  Into Fall
2.  Ghostedwall
3.  Niagara Mohawk
4.  Rain Turns Red Gold
5.  Cogwheels of Speed
6.  Shed and Torn
7.  In the Flesh
8.  Duoyell
9.  Olivezone
10. Viscousphere
11. Fountain Jewel
12. Changgo Valse
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