Robin Trowerの2ndがボーナストラック付きで!
Musician●Robin Trower(guitar)
Title●Bridge Of Sighs(1973年)
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元プロコルハルムのギタリストRobin Trowerによるソロ第2弾です。1973年リリース。前年の1972年に出された初ソロ「Twice Removed From Yesterday」で早くもジミヘンフリークぶりを発揮したTrowerですが、このアルバムによってさらにフリークぶりに磨きがかかった感があります。前作に引き続きJames Dewer(vocal,bass)、Reg Isidore(drums)という初期黄金トリオ。
オリジナル音源の素晴らしさについてはいまさら私があれこれと書き連ねることは気が引けてしまうのですが、1999年にリマスター化のうえにボーナストラックとして追加された未発表のライブ音源が何と言っても「目玉」です。この貴重なライブ音源は1974年5月29日にロサンゼルスのKMETというラジオ局番組に出演したときの音源。Trowerのライブというとストックホルムでの「Live!」が有名ですし名盤ともいえますが、それに匹敵するほどの高いクオリティとポテンシャルを感じさせる熱演です。極端な話、このライブ音源を聴くためにこのアルバムを入手する価値は大です。
といいつつオリジナル音源のついてもいくつか。
#2 Bridge Og Sighs
ボーナストラックにも収められた当時のライブの定番曲。スローテンポのブルースナンバーですが、よく言われるジミヘンコードを中心に構成された幽玄なリフが大変印象的です。エフェクターによって極端に歪んだTrowerのソロが泣き叫び炸裂するに及んで悶絶死寸前に。
#5 Too Rolling Stoned
この曲もライブの定番です。還暦をとうに過ぎたいまでもライブのオープニング曲として使われるアップテンポで乗りのいいロックナンバー。つかみはOKという奴ですね。Trowerによるワウワウギターは流石に時代を感じさせますが、まあこれもジミヘンフリークならではのお約束ということで。後半になるとがらりと曲調が変化し、これまた凄まじいブルースギターが炸裂します。スタジオ音源もいいのですが、この曲の魅力はやはりライブでこそ生きると思います。
#7 Lady Love
ミドルテンポのロックナンバー。ソウルフルなJames Dewerのボーカルが実に小気味よく響きわたる隠れた名曲。Trowerのギターの実に自由奔放に暴れまくります。
#8 Little Bit Of Sympathy
当時のライブのラストを飾ることが多かった名曲です。一見すると奇妙に聴こえる独特なリフですが、聴き慣れてしまうと妙に懐かしくなる変な魅力をもっています。
●Musicians
Robin Trower / guitar
James Dewer / vocal,bass
Reg Isidore / drums
●Numbers
1. Day Of The Eagle
2. Bridge Of Sighs
3. In This Place
4. The Fool And Me
5. Too Rolling Stoned
6. About To Bigin
7. Lady Love
8. Little Bit Of Sympathy
9. Lady Love
10. Bridge Of Sighs
11. Too Rolling Stoned
12. Day Of The Eagle
13. Little Bit Of Sympathy
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