70年代ジャズロックの夜明け「Spaces」
Musician●Larry Coryell(guitar)
Title●Spaces(1970年)
■ディスクユニオンで購入
1960年代から第一線を張るジャズロックギターの両巨頭、Larry Coryell(ラリー・コリエル)とJohn Mclaughlin(ジョン・マクラフリン)がガップリ四つに組んで生まれたジャズロックの名盤中の名盤です。このCDアルバムにはオリジナルアナログ盤から6曲と同時期の収録された未発表曲2曲が収められています。
なんせメンバーが凄いですよ。この2大ギタリストに加え、Chick Corea、Milosrav Vitous、Billy Cobhamとそれぞれ全員が後に巨匠として数々の名作を残しているのですから。時系列的に整理しますと、Chick Coreaはマイルズ楽団を脱退した前後でReturn To Foreverを結成しようかという時期。Milosrav VitousはRTFへと合流し、後にWeather Reportへ。Billy Cobhamは後にJohn Mclaughlinと合流してMahavishnu Orchestraで驚異の千手観音ドラムを披露することに。Mclaughlinはその前にTony Williamsと組んでLifetimeをドロドロのカオスの世界を体験します。どちらにしても、70年代ジャズロックシーンを語るうえで欠かせないグループ、作品が彼らから生み出されているのです。
●Musicians
Larry Coryell / guitar
John Mclaughlin / guitar
Chick Corea / piano
Milosrav Vitous / bass
Billy Cobham / drums
●Numbers
1. Spaces
2. Rene's Theme
3. Gloria's Step
4. Wrong Is Right
5. Chris
6. New Year's Day In Los Angeles 1968
7. Tyrone
8. Planet End
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