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2010年10月19日 (火)

小曽根真 / Now You Know(1986年)

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Musician●小曽根真(piano)
Title●Now You Know(1986年)
■Tower Recordで購入

世界的な規模で活躍する小曽根真が1986年にNYでレコーディングした作品です。自身としては3作目のアルバムにあたります。プロデューサーは彼の師匠ともいえるGary Bartonが手がけていますが、Burtonつながりの起用が利いているのでしょう。参加メンバーがとにかく豪華です。Bill Evance Trioで最後のベース奏者を務めたMarc Johnson、ドラムにはWeather Reportなどで数々の名演を聴かせてくれたPeter Erskine、そしてECMレーベルを代表する知性派ギタリストJohn Abercrombieといういわば「ECM軍団」。弱冠25歳の小曽根にとっては、まさに胸を借りるという心境だったのではと想像されます。そういえば、Marc JohnsonとPeter ErskineはAbercrombieのリーダー作「Current Events」でも共演しているわけで、息が合うことは当然と言えば当然です。

すべての楽曲は小曽根が手がけたものですが、実にリリカルな内容です。ベテランバックも好サポートに徹して若き小曽根を盛り立てています。特に「Might As Well」はワルツを基調にした大変美しい曲で、どこか「All The Things You Are」を彷彿とさせる佳作。

日本人プレイヤーとして海外のトップミュージシャンと互角に渡り合うという事実も印象深いのですが、個人的にはやはりECMの巨匠たちをバックに従えている点がなんとも誇らしく思います。

●Musicians
Makoto Ozone / piano
John Abercrombie / guitar
Mark Johnson / bass
Peter Erskine / drums
Steve Kjara / flute

●Numbers
1.  Watch What I'm Gonna Do
2.  Might As Well
3.  Endless Season Part Ⅳ
4.  This Little Piggy Tells Time
5.  You Are In Love
6.  As Is
7.  Passage
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ジャズピアノ」カテゴリの記事

コメント

こんばんは

15年以上前に、神戸のジャズバーであったパーティに参加した時に、小曽根さんが弾かれるピアノにもたれて間近で聴いたことがあったのですが、うっとりでした。
すごく気さくなお兄さんって感じの素敵な方だったなぁ。

一緒に撮った写真、今でも大切にしています。

これからもどんどん活躍して欲しいですね。

おっとrisaさま、コメントありがとうございます。

この盤は参加メンバーの豪華さに目が眩んで入手してしまいました。
まるでバックはECMなのですが、そこはきっちりと主役を立てるあたりはさすがだなと変なところに感心しています。

ご本人と会ったとは羨ましい!

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