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2010年8月10日 (火)

渡辺香津美の幻のアルバムを入手!Mermaid Boulevard

Dscf2081






Musician●渡辺香津美(giutar)
Title●Mermaid Boulevard(1978年)
■Yahoo!オークションで入手

最近はクラシック畑でご活躍の日本を代表するJAZZギタリスト、渡辺香津美さんの1978年の作品。アナログ盤は中古屋で比較的容易に入手できるのですが、なぜだかCDは廃盤のうえに極端な品薄で、大変貴重です。先日、ヤフオクを巡回していたところ札幌の方が出品されていて、何とか入手しました。値段はC万G千円とCDとしてはかなりの高値なのですが、中古CD屋ではオーバーD万円以上で売られていることを考えれば、むしろ私は恵まれているのかもしれません(もちろん、常識的には高い買い物であることは痛いほど認識しています)。

1970年代中盤、ジョージ・ベンソンの「ブルージン」の大ヒットをきっかけに巻き起こったフュージョンブームは、これまでとかく冷遇されてきたギターを一躍メジャーな楽器へと引き上げました。ラリー・カールトンやリー・リトナーあたりが注目を集めるようになったのもこの時期。ECMからはパット・メセニーがデビューしています。渡辺香津美も初期のストレートなジャズギターから次第にフュージョン色を強めていきます。「Kazumi & The Gentle Thoughts」と名づけられたこのユニットには、ラリー・カールトン(ギター)やアンソニー・ジャクソン(ベース)などの一線級のミュージシャンが招集され、渡辺香津美が世界で通用する実力派ギタリストとして認められるようになったことを象徴しています。バックボーカルとして、盟友ともいえる吉田美奈子とキーボードに深町純が参加しています。

サウンドはまさに「黄金期のフュージョンサウンド」。アメリカ修行の成果が存分に発揮されたNYのフュージョンシーンを意識したプレイの数々は、「世界のKAZUMI」としての堂々たる風格さえ感じさせます。個人的には無限ループのように盛り上がり続ける4曲目「Q」が好みです。

渡辺香津美はこのアルバムを発表した後、坂本龍一の誘いで「Yellow Magic Orchestra」(YMO)に参加します。その後の世界的な活躍については、あらためて語らなくともみなさんがご存じのことです。

●Musicians
渡辺香津美 / guitar
吉田美奈子 / backing vocals
Lee Ritenour / guitar
Patrice Rushen / piano
Ernie Watts / tenor sax & flute
Anthony Jackson / bass
Harvey Mason / drums
Jun Fukamachi / synthesizer

●Numbers
1. Mermaid Boulevard
2. Neptune
3. Waltz For Sweet
4. Q
5. Suger Loaf Express
6. Poppy's Walk
7. Gentle Afternoon
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