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2010年8月31日 (火)

ジャーマン・ジャズロックの基本JAZZSICK

Dscf2223







Musician●Jazzsick
Title●same(1995年)
■Gemm.comより購入

ドイツ出身の硬派系フュージョンギタリスト、Philipp Van EndertとAlex Guniaが中心になって結成されたジャズロックユニット「JAZZSICK」による唯一の作品です。1995年リリース。いまは閉鎖されてしまったようで残念なのですが、ジャズフュージョンの名作を紹介している某サイトで存在を知って以来、10年近く捜し求めてきた私にypっての「幻の名盤」です。でも、必死で捜し求めているときは一向に見つからず、何となく眺めているとポンという感じで発見できるものなのですね。まるで、人生のようです。「押してもダメなら引いてみな」ですね。

さて、なぜこのアルバムが重要なのかというと、参加メンバーがのちにジャズフュージョン界で大活躍していたりするからです。ざっと参加メンバーを紹介すると、前述のPhilipp Van EndertとAlex Guniaというドイツ人ギタリストを中心メンバーに、Danny Gottlieb(drums)、Mike Stern(guitar)というビッグネームから、Rene Engel(drums)やStefan Rademacher(bass)、Rick Peckman(guitar)などの知る人ぞ知るというミュージシャンの名前が見られたりと、綺羅星のような豪華メンバーです。Alex Guniaは後にMat Junior(keyboard)と組んで「MATALEX」を結成し、これまた硬質な魅力が満載の傑作を残しています。

さて、肝心の音のほうですが、これまたギター好きの人間なら悶絶しそうな音の洪水です。とにかく弾きまくること、弾きまくること。そして、プレイはあくまでもハードに徹しても少しの妥協も一切許さない鉄の意志であふれています。きょうびの軟弱なフュージョンシーンに喝を何度も入れる一種の爽快さ。何事も徹底して究極を求めるジャーマン魂を十二分に感じることができます。ハード&テクニカル系フュージョン界の「裏名盤」と言っても過言ではありません。

●Musicians
Philipp Van Endert / guitar
Alex Gunia / guitar
Danny Gottlieb / drums
Mike Ster / guitar
Rene Engel / drums
Stefan Rademacher / bass
Rick Peckman / guitar
Jey-Tee Teterissa / bass
Daniel Moreno / percussions
Bob Hall / soprano sax
Bret Willmott / guitar
Katrin Birrer / percussions

●Numbers
1.  Shortline
2.  Apple's Blues
3.  Moon ,Mouuse and Bears
4.  Gimmes Never
5.  Heavy Scrapple From My Apple
6.  The Esher
7.  Capn' Crunch
8.  Kathy
9.  Sweet And Sour
Dscf2224

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