泣きに泣きまくる哀愁のギター、Jan Cyrkaの2nd
Musician●Jan Cyrka(guitar)
Title●Spirit(1993年)
■Gemm.comより購入
イギリス出身のテクニカル系ギタリスト、Jan Cyrka(ヤン・サーカ)の2ndアルバムです。1993年にリリースされています。
デビュー作の「Beyond the Common Ground」では、テクニカル系あり、スティーヴ・ヴァイ系あり、ストレートなハードロック系ありと、さまざまな面を見せたヤン・サーカですが、この作品ではほぼ全編「泣きのフレーズ」1本で押し通しています。タイトルでは思わず「哀愁のギター」と書いてしまいましたが、もちろん決してカルロス・サンタナのようなラテン系特有のベタついた哀愁感ではなく、北部イギリスの冬景色を彷彿とさせる、ひたすらドライでダークな世界観です。
したがって、デビュー作で感じられたテクニカルな部分は影を潜め、その代わりと言ってはなんですが思い切り感情を込めた「泣きのフレーズ」がコレでもか!という感じで炸裂します。いまあらためて聴いてみると何だか気恥ずかしくなる感じですが、泣きのフレーズの連発が日本人の心の琴線に触れまくっているのも事実です。
そう考えながらナルシストぶりが全面に押し出されているジャケットデザインも、何だか納得できる感じです。
●Musicians
Jan Cyrka / guitar,programming
Pete Riley / drums
Mo Foster / bass
Pete Giles / keyboards
Simon Gregory / vocals
Giles McCormick-Smith / bass
Pascal Mulot / bass
Paul Harvey / rythmn guitar
●Numbers
1. Angel
2. Breaking Point
3. All Cats Are Grey At Night
4. Brief Encounter
5. Problem Child
6. Spirit
8. White Suit
9. Fierce
10.THe Migrant
11.After School
12.Thump
13.In The End
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