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2010年8月 1日 (日)

知られざるテクニカル系ギタリスト、Jan Cyrka

Dscf2111






Musician●Jan Cyrka(guitar)
Title●Beyond the Common Ground(1992年)
■Gemm.comより購入

イギリス出身のテクニカル系ギタリスト、Jan Cyrka(ヤン・サーカ)のデビューアルバムです。1992年リリース。ヴォーカル抜きのオールギターインストで当時「スティーヴ・ヴァイの再来!」のような宣伝コピーに惹かれて購入しました。

確かに全体を通して聴くとヴァイやジョー・サトリアーニといったテクニカル系のギタリストの影響を感じられます。でも、彼らほど弾きまくりのテクニック至上主義という感じではないように感じます。特にスローな曲になると、ソロは泣きに泣きまくりの状態に。その意味では、日本人受けしそうなテイストで一杯です。しかし、印象としてはほかのテクニカル系ギタリストと比べると、大技を繰り出すわけでもなく、ビジュアル面で目立つわけでもなく、地味といえばかなり地味。だから「知られざるギタリスト」と書かざるを得ないのです。

この原稿を書くためにあらためて聴き直してみると、たとえばピッキング・ハーモニックスが異常に多用されていたり、派手すぎるウラメロの連続に少しだけ気恥ずかしくなりますが、デビュー作ということで大目に見ましょう(笑)。少しだけ懐かしいギターインストアルバムという感じで臨めばそれなりに楽しめると思います。特に1曲目「Horse Of Another Colour」のひつこ過ぎるハーモニックスは時代を感じさせます。

Jan Cyrkaはその後2枚ほどアルバムを出しています。特に3枚目では女性ヴォーカルを導入したり、イギリス古来の民話をモチーフにした組曲に挑戦するなど、意欲的な作品でした。しかし、それ以降の活動については実はよく分かりません。彼自身のホームページもずっと更新されていません。いったい彼はいま何をしているのでしょうか。

と気になっていたところ、いまをトキメクGuthrie Govan(ガスリー・ゴヴァーン)などのテクニカル系ギタリストのプロデュースをしているようです。何気なくGuthrie Govanの作品クレジットを見ていてJan Cyrkaの名前を見つけたときはけっこう嬉しかった!

●Musicians
Jan Cyrka / guitars,keyboards,bass
Giles McCormick / bass
Jack Ryan / drums
Pete Giles / keyboards

●Numbers
1. Horse Of Another Colour
2. The Equaliser
3. Two Wheels Are Better Than Four
4. In Search Of Common Ground
5. On The Contrary
6. From Your Lips
7. Western Eyes
8. Missing The Motive
9. I Remember
10.Sitting On Eggs
11.The Hoodlum
Dscf2112

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