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2010年8月30日 (月)

幻のテクニカル系ギタリストJan Cyrka最後の(?)作品

Dscf2113






Musician●Jan Cyrka(guitar)
Title●Prickly Pear(1997年)
■Gemm.comより購入

イギリス出身のテクニカル系ギタリスト、Jan Cyrka(ヤン・サーカ)による第3作目です。1997年発表。デビュー作、2作目とオールインストによる全編「泣きのフレーズ」で押し通したヤン・サーカですが、3作目にあたるこの作品では、キャロル・デッカーという女性ボーカリストやキーボード、サックスなどを取り入れて、さらに広がりのある音の世界を見せています。また曲調も従来の叙情的なネオクラ風から、レゲエなどを取り入れてさらに多彩な内容になっています。

しかしながら、これらの新しい試みによって、ヤン・サーカ本来の魅力である「恥ずかしいまでの泣きのフレーズ」が相対的に希薄になってしまったことは否めません。レゲエのリズムを刻む彼の姿に驚くとともに、何だか「迷っているな」と感じた人も多いはずです。個人的には武骨にネオクラ路線を押し通して欲しかったと感じます。

そのせいだとは思いたくはありませんが、この作品を最後にヤン・サーカは活動を停止してしまっているようです(その後の彼の活動はデビュー作の記事で触れたように、Guthrie Govanなどのプロデューサー業に転向したようです)。なお、日本盤にはボーナストラックが2曲ついています。

●Musicians
Jan Cyrka / guitars
Pet Riley / drums
Giles McCormic-Smith / bass
Pete Giles / keyboard
Carol Decker / vocals
Gary Plumley / sax
Evan Davies / tromborne
David Mead / guitar
Alan Jones / guitar

●Numbers
1.  Road To Glory
2.  In A Broken Dream
3.  Back In The Saddle
4.  Je T'embrasse
5.  Yours Is Mine
6.  Hard Rain Falls
7.  Scratching The Fixture
8.  Gonna Make It Happen
9.  This Land
10. One Whole Heart
11. Dear Heart ※bonus
12. The Strut ※bonus
Dscf2114

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