イタリアのテクニカル系ギタリスト、William Stravato
Musician●William Stravato(guitar)
Title●Survivor(1996年)
■Guitar Nineより購入
イタリア出身のテクニカル系ギタリスト、William Stravatoのたぶんデビューアルバムです。いつもながらマイナー系のミュージシャンなので正体不明ですが、実際に聴いた感じは「まさにGreg Howe系」です。同じテクニカル系でもAllan HoldsworthやScott Hendersonよりも何となく取っつきやすいし、受け入れられる間口も広そうな感じですね。いわゆる現代型ハード&テクニカル系フュージョンギターの典型という感じでしょうか(何のこっちゃ)。
さて、ギター好きにとってはたまらない魅力が詰まったインストアルバムですが、スペシャルゲストに豪州の凄腕ギタリストBrett Garsedが参加(1曲のみ)しています。William Stravatoがガリガリ弾き倒す剛腕タイプなら、Brett Garsedは変化球を多投する変態技巧派。異なる個性をもつ2人のプレイを聴き比べるのも一興かと思います。
付け加えるとGreg Howeの弟子Prashant Aswaniもゲスト参加しています。ちなみに6曲目「'Cause We've Ended As Lovers」はJeff Beckの名曲「悲しみの恋人達」ですが、この人相当この曲が好きらしく、You Tubeなどでこの曲を演奏する動画を流れています。興味のある方はぜひご覧ください。
●Musicians
William Stravato / guitars,keyboards
Arcangelo Spina / bass
Francesco Ciacciarelli / drums
Gianluca Leone / keyboard
Brett Garsed / guitar on Cats
Prashant Aswani / guitar on Midnite Jam
Michael Angelo / guitar on No Turnin' Back
●Numbers
1. Icarus Suicide
2. Anthropomorphic Pancake
3. Cats
4. Brainstorm
5. Midnite Jam
6. 'Cause We've Ended As Lovers
7. No Turnin' Back
8. Isolation
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