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2010年7月 1日 (木)

日本を代表するプログレバンド「美狂乱」のセカンド

Dscf1545






Musician●美狂乱
Title●Parallax(1983年)
■ディスクユニオンで購入

静岡出身のプログレバンド「美狂乱」が1983年に発表した2作目です。もとより「まどろみ」というバンド名でKing Crimsonのコピーバンドとして知る人ぞ知るという存在でしたが、制作期間があまり確保できずに消化不良の感があったファースト「美狂乱」よりも遙かに完成度が高く、2作目にして彼らの代表的な作品に仕上がっています。

そのそもキンクリのコピーバンドなので演奏技術的には申し分がないのですが、単なるコピーバンドで終わらないことを証明したのもこのアルバムのように感じられます。つまりアングロサクソン的なプログレから「和」が随所に感じられるプログレへの転換です。とはいいつつ、1曲1曲が異常に長い大作主義、変拍子の多用、そしてメロトロンと本家フィリップ卿直伝の正確無比なギターワークは、やはりキンクリの強すぎる影響を感じさせます。

個人的には2曲目「予言」のイントロで聴かれるあまりに美しいギターソロ、そして組曲「乱」での恐ろしく研ぎ澄まされて、かつ美しすぎる世界が好みです。

しかし、残念ながらこのアルバムがリリースされた1983年という時代は世界的には「プログレ終焉期」。さらにいえば70年代後半に巻き起こったパンクブームも下火になっていたわけで、まさにタイミングとしては遅すぎる登場なわけです。このアルバムも一部のプログレ信奉者からは熱い視線を浴びましたが、やはりセールス的には厳しかったのではないでしょうか。

4枚のスタジオ盤のほかに数枚のライブ音源がある「美狂乱」ですが、一時期は国内メーカーではなく、フランスのプログレ専門レーベル「Musea」からリリースされて逆輸入されるという妙な現象が起きていたことを考えても、我が国ではこうしたミュージシャンが活躍できるシーンはかなり限られていると思わざるをえません。

●Musicians
須磨邦雄 / guitar,voice
白鳥正英/ bass
長沢正昭 / drums

中西俊博 / violin
溝口肇 / cero
永川敏郎 / keyboard
岡野等 / trumpet

●Numbers
1. サイレント・ランニング
2. 予言
3. 組曲「乱」
Dscf1546

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