ホールズワースフォロワー丸出しのLu 7ファースト
Musician●Lu 7
Title●Efflorescence(2000年)
■HMVより購入
栗原努(guitar)と梅垣留奈(Keyboard)の2人ユニット「Lu 7」のファーストです。2000年リリース。ゲスト参加として永井敏己(bass)とバカボン鈴木(drums)が加わっています。
まったく先入観も予備知識もなく買ってしまったのですが、ギターの栗原氏のプレイはかなりというか、ほとんどテクニカル系ギタリストの大御所Allan Holdswrthのそれとそっくりです。あまり有名でないのか私が知らないだけなのか、公正取引委員会が調査に乗り出しても決して不思議ではないほどの真似ぶりです。
CDの帯のキャッチコピーをそのまま借りると「煌めく完成を心豊かな技術で表現した至上の音楽」ということですが、確かに栗原氏のテクニックは盤石で、また梅垣氏のキーボードも表現力豊か。テイストとしては若干テクノ音楽の要素が残ったヒーリングミュージックという感じでしょうか。聴いていて心地よいのですが、ギター好きの私のとっては、ホールズワースそっくりのギターを延々と聴かされると、音楽性以前の問題で気もそぞろという感じです。
この「Lu 7」というユニットがパーマネントな存在なのかはわかりませんが、いったいどんなファン層なのかが大いに気になるところです。ちなみにセカンドアルバムもこのアルバムと同じテイストです。
●Musicians
栗原努 / guitar
梅垣留奈 / Keyboard
永井敏己 / bass
バカボン鈴木 / drums
●Numbers
1. 12th Tree
2. Blue Planet
3. Crimson Carpet
4. Nusa Dua
5. Kesaran Patharan
6. Sonatine 1
7. Sonatine 2
8. Sonatine 3
9. Frying Seed (Landscape 37)
10.Soft Nothing
11.UT06(bonus track)
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