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2010年7月13日 (火)

John Abercrombieのソロデビューアルバム

Dscf2036






Musician●John Abercrombie(guitar)
Title●Timeless(1974年)
■ディスクユニオンで購入

ECMを代表する知性派ギタリスト、John Abercromie(ジョン・アバークロンビー)による記念すべきソロデビューアルバムです。1974年リリース。ほとんどのECMの作品はオスロのスタジオでレコーディングされるのですが、例外的にNYで録音されています。メンバーはチェコスロヴァキア出身の鍵盤楽器Jan Hammer(ヤン・ハマー)とマイルズ楽団で一躍有名になったドラム奏者Jack DeJonette(ジャック・デジョネット)というベースレスの変則トリオ構成。

John AbercromieはECMデビュー前にブレッカー兄弟のユニット「Dreams」やイタリアのトランペット奏者ガトー・バルビエリなどと共演歴がありましたが、どちらかと言えばロックテイストのプレイが中心でした。記念すべきECMデビューのこの作品でも、いまの彼からは想像できないくらいの激しいプレイを聴かせてくれます。Abercromieは次作「Gateway」では今度はDave Holandを迎え入れ、一転して内省的なサウンドを志向し始めます。その意味では2作目から「らしい」感じになるわけで、このアルバムはロックテイスト時代と「ECMらしい時代」との過渡期的な作品になると個人的には思っています。

●Musicians
John Abercromie / guitar
Jan Hammer / organ,synthesizer,piano
Jack DeJonette / drums

●Numbers
1. Lungs
2. Love Song
3. Ralph's Piano Waltz
4. Red And Orenge
5. Remembering
6. Timeless
Dscf2037

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ジャズギター」カテゴリの記事

コメント

アバクロ先生は最もレスペクトしているギタリストの一人ですが…

デビューアルバムの情報をいままで知りませんでした。貴重な情報感謝です。

是非、漁盤し聴いてみたいと思いますm(_ _)m

batta taroさま

コメントありがとうございます。
アバクロ先生の初期作品は、ちょっと傾向がつかみづらいのですが、それはそれで面白いところです。
Jan Hammer先生のオルガンも「良きジャズロック」を彷彿とさせますね。

デビュー盤入手して聞きました!

確かに現在とはかなりスタイルが違う印象を受けました。

今後も、勉強になる情報楽しみにしています(^ ^)y

1stのお買い上げ、ありがとうございます(笑)。
確かに模索中で実験作の色彩が強いのですが、個人的には好きなアルバムです。Gatewayでがらりと変わるあたりが面白いところです。

ECM以前の音源としてGato BarbieriのUnder FireとBoliviaがありますが、野趣的な魅力がいっぱいの意欲作です。
珍しく肉食系のアバクロ先生のソロが聴かれます

追伸。DMありがとうございます。早速
DLいたします。

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