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2010年7月 3日 (土)

長い間廃盤だったCrosswind「そして夢の国へ」

Dscf1651






Musician●Crosswind
Title●そして夢の国へ(1982年)
■Amazonより購入

極端な寡作のためにいつまでたっても無名な存在に甘んじているロックギタリスト小川銀次。一時期、かのRCサクセションの第2ギタリストとして在籍していたので、そのまま居残っていればメジャーな存在になれたのではかいかと思います。そんな小川氏が率いた「クロスウインド」の3作目「そして夢の国へ」が数年前に紙ジャケット仕様で発売されています。オリジナルは1982年発売です。

小川氏は「クロスウインド2」(1979年)に発表後、グループの活動をいったん停止し、RCサクセションヘ参加。RCでの活動がひと段落して、満を持して作られたのが本作です。すでに1、2で独自のスタイルを確立していましたが、ここで一気に才能が開花という感じです。ご機嫌な2曲目の「あそこへまっしぐら」、古くからのナンバー「みの虫」、「百獣の王」でのプログレっぽいアプローチとまさにライオンのような咆哮、そして3部作仕様になっているラストの「そして夢の国へ」での壮大な構成力。どれをとっても「日本にもこんなスゴイギタリストがいたのか!」と驚かされるはずです。ジミ・ヘンドリックスの強い影響を受けつつも、変幻自在のギミックを駆使する変態プレイはこの頃からでしょうか。そういえば、80年代型King Crimsonに加入した変態ギタリスト、エイドリアン・ブリューも同じような傾向のギミックが得意でしたね。

前2作がスタジオライブっぽい仕上がりだったのに対して、この作品は何回もオーバーダブを繰り返し、凝りに凝ったナカミに仕上がっています。バンドアンサンブルも緻密さを極めています。まだ聴いたことがない人はもちろん、ずーっとCD化を望んでいた人は廃盤にならないうちに入手を!ちなみにアナログ盤ではおまけとして「絵本」がついていましたが、CDではスリーブの形でついてきました。未発表ライブ音源2曲(1983年録音)のおまけCDもついてきました。

●Musicians
小川銀次 / guitars
小林一夫 / Bass
そうる透 / drums
安西史孝 / keyboard
丸尾めぐみ / vocal

(おまけCD)
小川銀次 / guitars
遠藤敬三 / bass
斉藤リョースケ / drums

●Numbers
1. 森は不思議なおもちゃ箱
2. あそこへまっしぐら
3. みのむし
4. 海太郎とりんご
5. クロスカントリー
6. 百獣の王
7. 川のほとりで一休み

(おまけCD)
1. Wildland
2. Milla
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Dscf1653

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