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2010年6月 9日 (水)

ソノシートでBコナーズを聴く

Dscf1172






Musician●Bill Connors(guitar)
Title●Never Say Goodbye variation on "layla"(1985年)
■Gemm.comより購入

デジタル音源が当たり前の環境になっている若い世代にはピンとこないと思いますが、アナログ時代はレコードの素材として塩化ビニール(vinyl)、松ヤニ入り酸化アルミニウム(シェラック、バイナル)などが使用されていました。前者はいわゆる33回転、45回転のLP盤やEP盤、後者は78回転のSP盤に使われていました。しかし、どちらも製品としてはそれなりの値段がし、また重量もそれなりにあるので、誰もが気軽に扱うような代物ではありませんでした。ちなみにLPはLong Playing、EPはExtended Playing、SPはStandard Playingの略だそうですが、本日初めて知りました。SP盤は50年代には姿を消したそうですが、我が家には数枚存在していた記憶があります。

そこで考案されたのが「ソノシート」です。レコード盤より薄手のビニール盤に音声が記録された溝が掘ってあるのですが、いかんせん作りがペラペラなので耐久性と音の再現力に問題がありました。また、通常のアナログ盤のように「両面記録」ができないので、収録時間も自ずと限られていました。ちなみにレコードはほとんどが「黒」なのに対して、ソノシートは赤、青、緑など色が付くのが通例。

軽量なソノシートはハンドリングが容易なので子どもでも気楽に扱うことができ、しかも比較的安価にできるのでおもに雑誌、書籍の付録などとして流通していました。具体的には子ども向け学習誌・学年誌の付録、少年向けマンガ週刊誌の付録などでアニメ主題歌や英語教材の音源として流通していましたので、記憶に残っている方も多いと思います。その代表格が朝日ソノラマ発行の「月刊朝日ソノラマ」でしたが、やがてCDの普及によって雑誌、書籍の付録としても姿を消してしまいソノシートはもちろん会社自体も朝日新聞出版へと吸収されています。

今回紹介するのは「ギタープレイヤー誌」(現地版)の付録ソノシートです。発行は1985年ですからちょうどCDが普及し始めた時期であり、逆にソノシートが衰退しつつあるタイミングです。このソノシートにはAllan HoldsworthフォロワーであるBill Connors(ビル・コナーズ)のプレイが収められています。演奏曲はなんとEクラプトンの代表曲「レイラ」! わずか5分程度でこの1曲のみの収録です。もちろんボーカルはなし。コナーズはギターの多重録音であの有名すぎるフレーズを弾きまくっています。

「ギタープレイヤー誌」の付録ですから、おそらく本誌本体でビル・コナーズ特集があってこの付録ソノシートと連動しているはずですが、いかんせん肝心の本体がないので真相は不明です。しかし、いちばん興味をそそられるのはコナーズ自身がこの付録のためにわざわざ「レイラ」をレコーディングしていることです。しかも、なぜ自身のオリジナルではなく、あえての「レイラ」なのでしょう。もしかしたら本体特集が「ビル・コナーズがクラプトンに挑戦!」「レイラ、俺ならこう弾くぜ!」などという企画だったのでしょうか。どうして「Never Say Goodbye variation on "layla"」というタイトルにしたのでしょうか。しかも、私が見てきた数々のソノシートはレコードと同様に円型でしたが、これは正方形です。プレス加工のみで、断裁加工は省略ということでしょうか。円形と正方形とでは音質も変わるのでしょうか。どんどん妄想が広がっていきます。

音質ですがもちろんそれなりの仕上がりです。1985年ということはエレクトリック・コナーズの第2弾「Double Up」(1986年)より前、「Step It」よりは後。ドラム奏者はDave WeckleでもなくKim Plainfieldでもなく、スパイロ・ジャイロなどで活躍したRichie Moralaesという人。どちらも都合がつかず急遽かり出されたのでしょうか。

ちなみに日本最後のソノシートは、パンクバンド「スターリン」が2005年にリリースしたものだそうです。これも初耳でした。

●Musicians
Bill Connors / guitar
Tom Kennedy / bass
Richie Moralaes / drums

●Number
Never Say Goodbye variation on "layla"
Dscf1173







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