チャド・ワッカーマンの2nd「The View」
Musician●Chad Wackerman(drums)
Title●The View(1993年)
■ディスクユニオンで購入
元フランク・ザッパバンド出身で、テクニカル系ギタリストAllan Holdsworthの作品でも知られる豪州出身の凄腕ドラム奏者、Chad Wackermanのソロ第2弾です。1993年リリース。前作は「職場の上司」Allan Holdsworth(アラン・ホールズワース)の全面的支援で制作されましたが、今回はHoldsworthに加えてアメリカ出身の凄腕セッションギタリストCarl Verheyen(カール・ヴァーヘイエン)も参加しています。ほかメンバーはAllan Holdsworth、Jim Cox(key,snth)、Jimmy Johnsonという前回メンバーに加えてWalt Fowlerというトランペット奏者が入っています。この人はザッパバンドからの人脈ではと想像します。
前作「Forty Reasons」ではチャドのソロ作品でありながら、唯我独尊型上司であるホールズワース一色に染まったという感じでしたが、今回は13曲中6曲に参加しています。Carl Verheyenは6曲ですから、パワーバランスの点ではかなり「ホールズワース臭」が抑えられています。それでも「職場の上司」が放つ臭いはやっぱり強烈で、可哀想なことにCarl Verheyenの陰が薄くなってしまっています。Stuffなどで活躍してきた凄腕ギタリストですら、という感じです。
曲のほうは前作の踏襲という感じで、特筆するべき点はありませんが、HoldsworthとVerheyenとのプレイを聴き比べてみると面白いと思います。
●Musicians
Chad Wackerman / drums
Alln Holdsworth / guitar
Carl Verheyen / guitar
Jim Cox / organ,piano
Jimmy Johnson / bass
Walt Fowler / trumpet
●Numbers
1. Close To Home
2. Across The Bridge
3. Black Cofee
4. Empty Suitcase
5. Introduction
6. Starry Nights
7. All Sevens
8. On The Edge
9. Just A Moment
10.The View
11.Bash
12.Flares
13.Days Away
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