Soft Machine / British Tour 75(1975年)
Musician●Soft Machine
Title●British Tour 75(1975年)
■ディスクユニオンで購入
カンタベリーミュージックの大御所「Soft Machine」がアルバム「Bundles」をリリース後に行った国内ツアーのライブ音源を収めたものです。1975年10月録音。「Bundles」参加のギタリストAllan HoldsworthはTony WilliamsのNew Lifetimeへと引き抜かれてしまい、代わりに元WolfのJohn Etheridge(ジョン・エサーリッジ)が参加しています。また、バンドのオリジナルメンバーの1人、Mike Ratledgeはこのツアーを最後に脱退します。輸入盤のスリーブにはエサーリッジとジョン・マーシャルの回顧録が収められていますが、英文ということもあってよく読んでいません。
さて、時期的にアルバム「Softs」リリース前ということもあって、演奏曲は「Bundles」からが中心になっています。ギター好きの人間にとっては前任者ホールズワースと後任のエサーリッジとの違いが気になるところです。結論からいうと、まったく遜色のないほど完全にコピーしています。ただ、前任者が流麗なレガート奏法だったのに対し、エサーリッジはほぼ完全なフルピッキング奏法とスタイルは正反対。当たり前ですが聴こえ方もかなり違います。
1曲目「Bundles」こそ何となくモタツいた印象を受けますが、次第にエンジンがかかり始めるとあとはエサーリッジ節が全開!すっかりバンドにとけ込んでいます。アルバム「Softs」の曲も2曲ほど披露しています。
収録時間78分とCDの容量いっぱいに収められたこの良心的な音源はギター好き人間にとっては大変なご馳走ですが、興味がない人にとってはかなり辛いかも。個人的には速射砲のように撃ち出されるエサーリッジのギターは大好きなので、いささかも飽きがきません。
●Musicians
Karl Jenkins / piano,soprano sax
John Etheridge / guitar
Roy Babbington / bass
John Marshall / drums
Mike Ratledge / organ,synsesizer,piano
●Numbers
1. Bundles
2. Land Of The Bag Snake
3. Out Of Season
4. The Man Who Waved At Trains
5. Jvh
6. Floating World
7. Ban-Ban Caliban
8. Sideburn
9. Hazard Profile Pt1
10.Hazard Profile Pt2
11.Hazard Profile Pt3
12.Hazard Profile Pt4
13.Hazard Profile Pt5
14.Song Of Aeolus
15.Sigh Of Five
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