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2010年4月 7日 (水)

Soft Machine / Alive & Well Recorded In Paris(1977年)

Dscf1093






Musician●Soft Machine
Title●Alive & Well: Recorded in Paris(1977年)
■ディスクユニオンで購入

カンタベリー系ミュージックの大物「Soft Machine」による通算10枚目にして実質的なラストアルバムです。1977年7月にパリ「Theatre Le Palace」で開かれたライブ音源が収録されています。

さかのぼって8枚目の「Bundles」(収束)でバンドとしては初めての正規加入のギタリスト、Allan Holdsworthを迎えフュージョン色を強め一大転換を図ったソフツですが、「Softs」でさらにフュージョン色を濃厚にします。しかし、結果としてバンドとしての求心力を失うことになり、実質的に解散状態になります。「Softs」発表後にベースのRoy BabbingtonとサックスのAlan Wakemanが脱退し、急遽BrandXのパーシー・ジョーンズなどをサポートメンバーとして招集するなど、バンドを維持するのに精一杯という状況でした。気がつけば結成時からのメンバーがすべて脱退してしまうという異常な事態に。

そんな混乱の中で行われたライブだからなのでしょうか。アルバム前半と後半ではまったく異なるグループのように聴こえます。そんなところからもバンドの混迷ぶりが感じられるのです。

壮大なオープニング曲「White Kite」はいかにもソフツらしいスペイシーな曲でツカミはOKな感じ。この曲から「Odds Bullets and Blades, Pt.2」までがメドレー形式になっていて次第に盛り上がるなかで、John Etheridge(ジョン・エサーリッジ)の超絶プレイがひときわ光ります。以前も書きましたが、前任者ホールズワースがピッキングに頼らないレガート奏法が身上なのに対し、エサーリッジはフルピッキングでゴリゴリと押しまくるという対照的なプレイです。

しかしグループとして完全な末期でのライブ盤だけに、メンバーの結束力としてもプレイでの集中力という点でも明らかに緊張感を欠くのは事実です。象徴的なのがラスト「Soft Space」で完全なテクノになっています。誰かが「先進的な音楽」と称していましたが、YMOのことを考えれば決してそんなに目新しい音楽的な手法とは思えず、むしろ時流におもねったアザとさも感じます。

聴き方によっては一時代を築いたグループの終焉を目の当たりにしているようで辛い作品ですが、全世界的に品薄なのが残念といえば残念です。このアルバム発表後ソフツは活動を停止し、エサーリッジとリック・サンダースは「Second Vision」を結成してアルバムを発表しました。

●Musicians
John Marshall / drums
Karl Jenkins / piano,keyboard,synthesizer
John Etheridge / guitar
Rick Sanders / violin
Steve Cook / bass

●Numbers
1.  White Kite
2.  Eos
3.  Odds Bullets and Blades, Pt.1
4.  Odds Bullets and Blades, Pt.2
5.  Song of the Sunbird
6.  Puffin
7.  Huffin
8.  Number Three
9.  Nodder
10.Surrounding Silence
11.Soft Space

何だか悔しいので高かったアナログ盤もアップします。
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