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2010年4月30日 (金)

アジアとヨーロッパの絶妙な融合Huong Thanhの1st

Dscf1942






Musician●Huong Thanh
Title●Moon and Wind(1999年)
■ディスクユニオンで購入

フランス在住のベトナム系女性歌手Huong Thanh(フン・タン)による1999年の作品です。良質なジャズアルバムを多数送り出しているACTレーベルからリリース。プロデューサーとギタリストを務めるNguyen Le(グエン・レ)もフランス生まれのベトナム系ミュージシャンです。ゲスト参加にイタリア出身のトランペット奏者Paolo Fresu(パオロ・フレス)やアルジェリア出身の打楽器奏者Karim Ziadなどが参加していますが、ほとんどがNguyen Le人脈ですね。

メンバーから容易に想像できるように、多国籍軍によるまさにワールドミュージックですが、基本になるのはやはりベトナム音楽。そこにライ音楽(アルジェリアの民族音楽と欧米ポップの融合音楽)やジャズ、ロックなどが渾然一体となって実に不思議な音空間を作り上げています。

主人公のHuong Thanhの歌声はとてもチャーミングで可愛らしく、かつ耳に心地よい美声で知らず知らずのうちに聴き入ってしまう不思議な魅力を放っています。ライナーを読んでみるとベトナムの北部・中部・南部でそれぞれ古くから伝わる子守唄や恋歌、自然への賛歌などがベースになっているそうです。サブタイトルとして「New Sounds from The World」「New Sounds from Vietnam」とうたわれています。まさにタイトル通りの、ほかに類例をみないワールドミュージックですね。

音楽に対して「癒し」という陳腐な表現はあまり使いたくはないのですが、この作品を聴いていると世俗の煩わしさを少しの間でも忘れさせてくれるヒーリング効果に気がついたら満たされてしまいます。ストレスが充満する首都圏の通勤電車の中で、誰に知られることなく密かに聴いてみたい、そんな気持ちにしてくれる作品です。やはりNguyen Leがプロデュースした2nd「Dragonfly」もお勧めです。

ところで気の利いたCD屋ならメンバーから判断してジャズコーナーに置かれるのですが、不勉強な店員がいる店だと民族音楽コーナーに置かれていることも。確かにジャンル分けが難しいというかあまり意味をなさない作品なので、仕方がないのでしょうね。

●Musicians
Huong Thanh / vocal
Nguyen Le / guitars,bass,synths
Illya Amar / sanza
Paolo Fresu / trumpet
Karim Ziad / gumbri

●Numbers
1. The Soaring of The Heron
2. All Is Peace
3. One River,Two Streams
4. Lovers On The Mountain
5. Crossing The Bridge
6. Autumn Wind
7. Black Song
8. The Awaiting
9. Going Back To Hue
10.The Source
Dscf1943

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