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2010年4月 6日 (火)

奇天烈系サウンドの宝庫!ジミヘンのElectric Ladyland

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Musician●Jimi Hendrix(guitar)
Title●Electric Ladyland(1968年)
■Amazonより購入

数年前の報道で、ジミヘンが軍隊を除隊になった真相が出ていました。従来は、パラシュート訓練の際に着地に失敗して足を骨折したからという理由が定説になっていましたが、実はオカマのふりをして精神的に問題があるという理由で「強制除隊」になったとか。本当のところはまさに本人のみぞ知るという感じですが、そのお陰でジミの素晴らしい音楽に触れることができるのですから、理由は何でも構わない、というのがファン心理でしょう。それにしても死後35年にもなろうとしているのに、相変わらずジミヘンは話題を提供してくれます。

さて、1968年に発表された本作品は中期ジミヘンの最高傑作というより、当時ミュージックシーンを席巻していたサイケ音楽の代表的作品です。ドラッグとジミの音楽との関連性はいきなり「Purple Haze」であからさまに表現されていましたが、このアルバムである意味頂点を迎えたというか、完全に昇華した感があります。

さて、肝心の音のほうですが、「Crosstown Traffic」「House Burning Down」「Voodoo Chile'」などの代表曲を改めて聴いて感じることは、ドラッグを通して見えた幻影を完全に自分のものとして掌握しているという点です。歌詞や歌で幻影的な世界を表現したミュージシャンなら結構いますが、これがギターとなるとなかなかいません。というか、空前絶後なのです(ギミックなら何人かいますけど)。これは重要なことで、確かなテクニックがないと単なる薬物中毒のデタラメになってしまいますし、そこに天才的な閃きがないと単なるテクニック至上主義に陥ってしまいます。そこを完全に両立させている点がジミが天才と言われる所以なのでしょう。

注意深く聴いてみると、ジミはこの時期にジャズを意識した演奏に取り組んでいるという点に気がつきます。「Rainny Day,Dream Away」は一見するとジャムセッション風ですが、本来の自身の持ち味であるブルースに加えて、ジャズを融合することによって新しい音楽を創出しようとしたのではないでしょうか?ちなみにこの曲と「Still Raining, Still Dreaming」にはオルガン、ホーンなどのゲストプレイヤーが参加していて、本人がトリオ構成に必ずしもこだわっていないことを象徴しています。また、「Voodoo Chile」にはSteve Winwoodが、「Long Hot Summer Night」にはAl Kooperが参加しています。

これは余談ですが、このアルバムがリリースされた翌年、ジミヘンはなんとジョン・マクラフリンと非公開のジャムセッションを行っていて、ブート盤で聴くことができます。

いまの時代では、とんでもなくアナクロな音楽ばかりが詰まったアルバムかも知れませんが、今のギタリストは多かれ少なかれジミの影響を受けていることは厳然たる事実ですし、大仰にいえばロックのエッセンスのほとんどが凝縮されていると言っても過言ではありません。60年代はもちろんのこと、70年代、80年代の音楽のルーツをたどる意味でも大変重要な意味をもつ作品です。ただし、決して聴きやすい作品ではないので、ジミヘン初心者の方は代表曲が満載の「Smash Hits」から聴きはじめるほうがいいと思います。

ちなみにオリジナルの英国盤はジミヘン本人の意向が無視されて女性のヌード写真が一面を飾っていました。青少年にとってはむしろ「ありがたいジャケット」でしたが、リニューアル後のジャケットも決して嫌いなわけではありません。ちなみにアナログ盤は2枚組でした。

●Numbers
1. ...And the Gods Made Love
2. Have You Ever Been (To Electric Ladyland)
3. Crosstown Traffic
4. Voodoo Chile
5. Little Miss Strange
6. Long Hot Summer Night
7. Come On (Let the Good Times Roll)
8. Gypsy Eyes
9. Burning of the Midnight Lamp
10. Rainy Day, Dream Away
11. 1983... (A Merman I Should Turn to Be)
12. Moon, Turn the Tides...Gently Gently Away
13. Still Raining, Still Dreaming
14. House Burning Down
15. All Along the Watchtower
16. Voodoo Child (Slight Return)

※Amazonレビューを補足改稿
下から3枚が英国オリジナル盤です
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