70年代Lコリエルの傑作「Level One」
Musician●Larry Coryell(guitar)
Title●Level One(1975年)
■バナナレコード横浜店で購入
1970年代を代表するジャズロックギターの大御所、Larry Coryell(ラリー・コリエル)による作品です。1975年、アリスタレコードからリリースされています。
ご存じのようにコリエルの音源はCD化されていないものがけっこう多く、とくにアリスタ時代のものは次第に「幻の音源」となりつつありますが、この作品もその1枚です。メンバーはMichael Lawrence(trumpet,Flugelhorn)、John Lee(bass)、Mike Mandel(keyboard)、Alphonse Mouzon(percussion)という「Eleventh House」時代の黄金メンバーです。
オープニングの「Level One」は静かなアルペジオから次第の盛り上がり最後はファズが効きまくったコリエルのソロギターが炸裂する実に格好いい曲。A面1曲目のつかみとしてはOKです。続く「The Other Side」は若干ブラスロック的な疾走感あふれる曲。Michael Lawrenceのペットが実に凛々しく様になっています。エフェクターをギンギンに効かせたロックタッチのソロがツボにはまります。
70年代ジャズロックの香りがプンプンと漂う作品でかなりお勧めなのですが、なぜかCD化されていません。このままにしておくと、記憶の底に埋もれてしまいそうです。どこか良心的な版元が復刻してくれないでしょうか。アナログ盤もひと昔はよく見かけましたが、最近では滅多に発見できません。
●Musicians
Larry Coryell / guitars
Michael Lawrence / trumpet,Flugelhorn
John Lee / bass
Mike Mandel / keyboard
Alphonse Mouzon / percussion
Steve Khan / 12 string guitar@Level One
●Numbers
Side A
1.Level One
2.The Other Side
3.Diedra
4.Some Greasy Stuff
5.Nyctaphobia
Side B
1.Suite:
a.Entrance b.Repose c.Exite
2.Eyes Of Love
3.Struttin' With Sunshine
4.That's The Joint
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