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2010年3月27日 (土)

James Blood Ulmerの94年ドイツライブ

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Musician●James Blood Ulmer(guitar)
Title●Live At Bayerischer Hof Club(1994年)
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知る人ぞ知るフリー系ギタリストJames Blood Ulmer(ジェームス・ブラッド・ウルマー)のライブアルバムです。1994年4月25日にドイツ・ミュンヘンでのライブ音源を収めたものです。

ジェームス・ブラッド・ウルマーは、フリージャズの帝王オーネット・コールマンの薫陶を受けていますが、師が編み出した「ハーモロディック理論」を継承し、独自の世界を築いているアヴァンギャルド系ギタリスト。1982年に発表した「Black Rock」は日本でもそこそこ話題になりましたし、確か翌83年には来日公演を果たしています。また同年にリリースされたアルバム「Odyssey」はギター、ドラム、ヴァイオリンという変則トリオで話題を呼びました。

これは余談ですが来日公演の時は、日本のミュージシャンたちの注目を集めたようで、サザン・オールスターズの桑田氏も駆けつけたとか。桑田氏は当時オールナイトニッポンのパーソナリティーを務めていましたが、かなり興奮気味にライブの模様を語っていました。そういえば、ウルマーと桑田氏の歌唱法には共通項が感じられ、ウルマーのボーカルを参考にしている節があります。

James Blood Ulmerは長いキャリアの割にはライブ音源が少なく、貴重といえば大変貴重。アルバムを出すたびにさまざまな側面を出すウルマーですが、ここでのプレイはけっこうストレートでブルース色が強い仕上がりになっています。とにかくギター、ヴォーカルのどれをとってもとてつもなく野太く、聴いているうちに次第に妙なトランス状態に陥っていくはずです。録音状態が大変良好なので、謎めいたウルマーのギターを十二分に堪能できます。

一時期、ストリングスなどを取り入れながら、新たな可能性を模索していましたが、やはりストレートなアプローチが個人的には一番好みです。 冒頭の「Burning Up」は格好いいですよ!

●Musicians
James Blood Ulmer / guitar,vocal
Amin Ali / bass
Aubrey Dayle / drums

●Numbers
1. Burning Up
2. Church
3. Crying
4. Let Me Take You Home
5. Boss Lady
6. Street Bride
7. Timeless
8. Make It Right
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