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2010年2月11日 (木)

これぞ「癒し系音楽」Tom Van Der Geldのソロ

Dscf1465






Musician●Tom Van Der Geld(vibraharp)
Title●Path(1979年)
■ディスクユニオンで購入

ドイツのレーベルECMの魅力のひとつに普通ではあまり実現性が高いとは思えないミュージシャン同士の共演が聴かれるところにあります。ヴィブラフォン走者というとゲイリー・バートンあたりがビッグネームですが、ほかにいるのかというと意外に思いつきません。Tom Van Der Geld(トム・ファン・デア・ゲルト)もそんな一人です。そもそも知名度が低いうえに極端な寡作であるため、ほとんどデータがないのです。そんなマイナーな存在にスポットを当ててくれるECMの慧眼にはいつも感心します。1979年にリリースされています。参加メンバーは、元リターン・トゥ・フォーエバーの初代ギタリスト、Bill Connors(ビル・コナーズ)と管楽器奏者のRoger Jannotta(ロジャー・ジャノッタ)というトリオ構成。

楽曲はというとまさに「典型的なECMサウンド」で、絹を紡ぐようなTom Van Der Geldのヴィブラに繊細なコナーズのアコギが絡まりあい、究極のヒーリングミュージックを現出させています。そこに、これまた繊細極まりないRoger Jannottaのフルートがスネークインしてくると、桃源郷の世界が目前に広がります。

とは言え、あまりに静寂な雰囲気は、時として眠気を誘うこともまた事実です。実際、このアルバムをデジタル変換してiPodで通勤途中で聴いていて、ついつい睡魔に襲われたことも一度や二度ではありません。心身とも若干お疲れ気味の方には、良質な睡眠薬としてもお勧めできます。

●Musicians
Tom Van Der Geld / vibraharp
Bill Connors / guitars
Roger Jannotta / flute, soprano saxophone, oboe

●Numbers
1.One
2.Eevee
3.Joujou
4.Michi
5.Joys And Sorrows

※アナログ盤でのみ入手可能
Dscf1466

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