2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

最近のトラックバック

« JOHN ABERCROMBIE / ABERCROMBIE QUARTET(1980年) | トップページ | スエーデン出身の謎のフュージョンギタリストRolf Eriksson »

2010年2月 9日 (火)

2大ギタリストによる静かな対話(Abercrombie & Towner)

Dscf1482






Musicians●John Abercrombie & Ralph Towner(guitars)
Title●Five Years Later(1982年)
■ディスクユニオンで購入

何だか「ECMづいて」きましたが、何とぞご容赦を。このブログの目的のひとつとして「埋もれつつある名盤の発掘」ということを想定しています。さまざまな事情でいまだにCD化されない優れた作品に、微力ながらスポットを当ててみたいと考えているのです。ご存じのように多くの名作を世に送り出しているECMですが、よくよくみてみると「どうして?」と思えるほど、廃盤のままになっている名作が多いのです。

今回、ご紹介する作品もそんな隠れた名作のひとつです。John Abercrombie(ジョン・アバークロンビー)とRalf Townerラルフ・タウナー)といういずれもECMの屋台骨を長年支えてきた2大ギタリストの共演作にもかかわらず、いまだにCD化されていません。ご存じのようにこの2人はこのアルバムが発売される7年前の1978年に「サルガッソーの海」というギターデュオアルバムをリリースしています。そして5年後の再会がこの「Five Years Later」というわけです。

さて、作品ですが前作の路線を踏襲した実に内省的で叙情感たっぷりの内容に仕上がっています。かたやジャズ寄りでエモーショナルなアバクロ、かたやクラシック寄りで計算し尽くされた冷徹なタウナーと、実に対照的ともいえる個性を持ち合わせる2人ですが、一聴すると静かな対話に映りますが、水面下では実に激しい戦いが繰り広げられているかのようです。そう考えながら、印象深いジャケット写真を見ると、より深く楽しめるのではないでしょうか。さすが、ECMですね

ギター好きにとってはこの2大ギタリストが出ているだけで、涎がダラダラと垂れてきそうな作品ですが、ギターにあまり興味がない人にとってはもしかしたら退屈かも。そもそもギターデュオアルバム自体が、あまりセールス的に成功しないというデータがあります。そんなわけでこの2人の作品は「サルガッソーの海」だけで十分でないの?という営業面での思惑があるのかもしれません。優れた作品でありながら埋もれたままになっていることが残念でなりません。

●Musicians
Ralph Towner / 12 string guitar,classical guitar
John Abercrombie / electric guitar,acoustic guitar, electric 12 string guitar, mandolin guitar

●Numbers
1.Late Night Passenger
2.Isla
3.Half Past Two
4.Microtheme
5.Caminata
6.The Juggler's Etude
7.Bumabia
8.Cjild's Play

※アナログ盤でのみ入手可能
Dscf1483

 

« JOHN ABERCROMBIE / ABERCROMBIE QUARTET(1980年) | トップページ | スエーデン出身の謎のフュージョンギタリストRolf Eriksson »

ジャズギター」カテゴリの記事

コメント

この様な盤が存在するとは知りませんでした。
Vinylでしか存在しないのは残念です。
アバクロ系ではDirect Flightもひそかに人気があるのにCD化されておらず残念です。
複数のアコースティックギターよる作品という意味では近年のMGTのFrom a Dreamも似た路線ですが、こちらも内容の割には話題にならなかった様ですね…

betta taroさま

コメントありがとうございます。

アバクロ先生は10数年前にやたらと凝っていまして、確か「Homecoming」あたりの時期に「ブルーノート東京」まで聴きに行きました。

この作品は中古アナログでもあまり見かけませんね。探すのに結構骨が折れました。

「Direct Flight」のストレートな感じも好きです。実は「Direct Flight」と同じ音源が「Straght Flight」というタイトル、別デザインで出回っているのですが、間違って買ってしまっています。

アバクロ先生が2月上旬にオルガントリオで来日していた事を、バンマスからのメールで本日はじめて知り、悔しい思いをしています。(知っていれば是非行きたかった…)

Direct Flight」と同じ音源が「Straght Flight」で流通しているとは知りませんでした(^ ^;

当時のアバクロ先生はピック弾きで、現在よりも速いフレーズを連発しており、フレーズもビバップ的な感じが強かった気がします…

Direct FlightもStraight Flightも自宅内行方不明で確認できないのですが、どちらとも(当たり前か)リッチー・バイラークは不参加でしたね。

Straightは元町バナナレコードで100円で投げ売りされていたのを拾ってきました(笑)

「Nardis」はなぜかいつ聴いても泣けてきます…

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1303686/32988360

この記事へのトラックバック一覧です: 2大ギタリストによる静かな対話(Abercrombie & Towner):

« JOHN ABERCROMBIE / ABERCROMBIE QUARTET(1980年) | トップページ | スエーデン出身の謎のフュージョンギタリストRolf Eriksson »

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

いろいろ検索

  • Tower Records検索
  • HMV検索
    HMV検索
    検索する
  • iTunes検索
  • Amazon検索
無料ブログはココログ