ROCCO ZIFARELLI / LYNDON(1998年)
Musician●Rocco Zifarelli(guitar)
Title●Lyndon(1998年)
■Jazzos.comより購入
イタリアつながりで思い出したのがRocco Zifarelli(ロッコ・ジファレリ)です。1967年生まれの彼は影響を受けたミュージシャンとしてパット・メセニー、スコット・ヘンダーソン、スティーブ・カーン、そしてアラン・ホールズワースなどを挙げています。若いころはビートルズ、ツェッペリン、クラプトン、ジェフ・ベックなどを聴いていて、Mデイヴィスを聴いてからジャズの世界へ身を投じたとのこと。
おそらく現時点では唯一のソロアルバム「Lyndon」はイタリアのミュージシャンを中心に構成されていますが、ベース奏者のPippo Matinoはそれなりに有名だし、ジミー・ギャリソンの息子で超絶ベースのMatthew Garissonの名前も見られます。曲のほうはやたらと手数が多くて展開が目まぐるしいジャズフュージョンという感じですが、通して聴くと決してギター弾きまくりというわけではなく、ブラスやストリングスを効果的に取り入れるなどして、聴いてて飽きがきません。冒頭の「Pacman」は超人的なカッティングに感心していたら、突然、ヘンダーソンもビックリの超絶ソロが響き渡ります。ツカミはOKというやつですね。
例によって日本での入手は困難なようですが、イタリアのジャズ系専門サイトJazzos.comで入手できると思います。
●Musicians
Rocco Zifarelli / eg,ag,vg-8,sequence programming,mand-oud,vo
Pippo Matino / b
Stefano Di Battista / ss
Giovanni Imparato / vo
Matthew Garisson / b
Paco Sery / ds
Giovanni Amato / tp
Claudio Colasazza /ep
Sergio Vitale / tp
Simone Salsa / as
Sandro Deidda / ts
Augustino Marangolo / ds
etc…
●Numbers
1、Pacman
2、Difficult Collaboration
3、Preloud
4、Sierra Nevada
5、Sguardi
6、Havona
7、Introduction
8、Sweet Flame
9、Interloud
10、Lyndon
11、Peregrine Flight
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